クローン病からに癌化について-クローン病 発がん140824


ここ数回、クローン病からの発がんに関して話題を致しました。
コメント欄に体験談を頂いたり、お問い合わせ経由からもお話を頂けました。

その中でやはりクローン病患者は痔瘻(じろう)からの癌化が多いように思います。
多いと言っても母数が5件ですが。

10年程度前は潰瘍性大腸炎の全大腸型で発症後10年経てば大腸がんのリスクが高くなると言われていました。反面、クローン病はクローン病でない人とはそんなに大差がないと言われていました。


クローン病から直腸癌と痔ろう癌への貴重な体験談-クローン病 体験談140819


08月14日に
大腸型クローン病からの癌化についての貴重な体験談-クローン病 体験談140814
と言う大腸型のクローン病から癌化した貴重な体験談を投稿頂きました。

そして本日にみゅ~さんからあらたに
クローン病から直腸がん、痔瘻癌を併発した貴重な体験を新たにコメント欄に頂きました。
これもクローン病患者が是非とも認識しておきたい実例であると考えますので記事として投稿させていただきました。

続きに要約があります。

みゅ~さん貴重な体験談本当にありがとうございました。
有用な内容であるため記事として投稿させていただきました。


大腸型クローン病からの癌化についての貴重な体験談-クローン病 体験談140814


2014年06月08日の投稿しました。
慢性の炎症はがんのリスクを高める-クローン病とがん140608に貴重な体験談をコメント欄に投稿して頂けました。

Makoさんとおっしゃる方で大腸の狭窄から癌化そして、その後腹膜播種となり現在もなお闘病中とのことです。特に大腸の強い狭窄があるとうまく大腸ファイバーが入らずに検査が出来ない場合があります。その場合は肛門からバリウムを入れて造影で見ることもあるのですが、狭窄の影響でうまくバリウムが入っていかないことが多かったりします。またクローン病の炎症からの癌化はポリープのようなはっきりしたようなものではなくて平坦なががん病変のことが多くて見落としやバリウムの透視ではうまく目見えないことも多いようです。

うまく検査できる医師を探すとか色々な方法を模索できないか?がクローン病患者の課題ですね。

続きに要約があります。

Makoさん貴重な体験談本当にありがとうございました。
有用な内容であるため記事として投稿させていただきました。


クローン病から悪性リンパ腫への体験談-お便り140702


昨夜に投稿いたしました、クローン病初心者のなおやさんの記事

クローン病を宣告された方からの相談-クローン病 問い合わせ140701

に関しまして、シロイルカさんから励ましのお便りを頂きました。丁寧で貴重な体験談でもありますので若干の整形と補足は致しましたが、ほぼ原文のまま掲載させて頂きます。

クローン病からのリンパ腫を目の当たりにしました。

もちろんレミケードや免疫調整剤(免疫抑制剤)を使っている方が全てにあてはまるわけではありませんが、このようなケースもあるんだなと読んでいただければと。私も勉強になりました。


慢性の炎症はがんのリスクを高める-クローン病とがん140608


今朝、日経新聞か日経産業新聞か忘れてしまったけどロクでもないことが書いてあった。
炎症はがんと密接に関わっています。だって。
もちろん以前から炎症はがんリスクがあるとはうすうすは気づいていましたが改めて認識させらると凹むぞ。
題材はB型肝炎やC型肝炎や胃潰瘍に関係のあるヘリコバクター・ピロリ菌によるウィルスに由来する炎症の話でしたが炎症であれば炎症性腸疾患も同じだわな。

クローン病潰瘍性大腸炎のように腸管内の何かを異物と認識しそれをやっつけようと免疫細胞が集まってくる。免疫細胞は他の免疫細胞を呼び集める。ますます免疫細胞が集まってその異物に対して総攻撃をする。これが炎症状態だ。再燃状態のクローン病や潰瘍性大腸炎の患者の腸管内ではこれが日夜、繰り広げられている。本当に迷惑な話である。

病原体や細菌に感染であればその原因菌とかが排除されたら免疫細胞は解散!なので次第に炎症は治まってくれる。でもクローン病患者潰瘍性大腸炎患者はそうはいかない。排除しようがないものと一生懸命攻撃して戦っているわけですから炎症が続き慢性化します。こうなるとのちにがんを発症する例が多い。

クローン病と大腸癌その3


早期の大腸癌は9割が完治するらしい。腸粘膜は内側から粘膜層、粘膜筋板、粘膜下層、筋層、漿膜下層、漿膜(直腸はじゃっかん違う)と言うつくりになっています。普通は腫瘍の深達度が粘膜までのステージ0、および筋層まで行っている(ステージⅠ)が、がんの大きさは2cm未で粘膜下層への浸潤が1mm以下のがんであれば開腹をせず、内視鏡での手術となる。でもクローン病患者でもこれが適応されるのかな?なんとなく開腹手術の上、大腸を取っちゃいましょうってなるような気がします。どうなんだろ?

クローン病と大腸癌その2-大腸CT検査120719


昨日の続き。大腸癌の検査は主に内視鏡(大腸ファイバー)ですが、あれは苦痛な人が多い、あまり苦痛ではないPET-CT(陽電子放射断層撮影)検査は検査費が高い(7万円から10万円)。おまけに炎症性腸疾患患者の炎症で複雑な腸粘膜の検査に関してはほとんど意味がなさないことが多い(癌疑いで出るらしい)。ただPET-CTは悪性リンパ腫など見つけづらいがんを発見しやすいので、クローン病患者がお世話になるレミケードやイムランなどの免疫抑制剤の副作用の一部である悪性リンパ腫を早期発見には効力を発揮するかも知れない。ただ検査費が高い。

クローン病と大腸癌


私は今年で45歳になります。ちらほらと同世代が癌を患ったと言う話が聞こえ始めて来ました。よくよく考えてみると40歳を超えた頃から癌に対するリスクは高まってきます。おまけに炎症と言う背景があればさらにリスクは高いわけで。炎症性腸疾患では潰瘍性大腸炎の全大腸型に発癌リスクがあると言われていましたが、最近ではクローン病でも同じくらいなのではないか?とも言われています。どちらにせよしばらくは「クローン病と大腸癌」のテーマを要所要所で続けて行こうかな?と思っています。

クローン病と癌


以前はクローン病が原因で癌になる確率はそう高くはないと言われていました。同じ炎症性腸疾患で潰瘍性大腸炎だと全大腸型で発症後10年を超えると大腸癌へのリスクがあると言われています。
しかしここ数年に考え方が少し変わってきていて。クローン病患者でも同じような癌の発症率だということ。またクローン病潰瘍性大腸炎もはっきりとした癌の形ではなく、扁平癌や粘液癌等が多く発見が遅れがちであること。が言われております。

医師の中ではクローン病患者は低脂質の食生活になっていることが多いので癌のリスクは下がる。
と言う見解もあれば、繰り返す炎症で発がん率が上がる。と言う医師もいます。

はたまた

レミケードの出現で炎症はコントロールしやくくなった。レミケードで悪性リンパ腫や白血病の発がんリスクがあるかも知れないがそれ以上に大腸癌等固形癌のリスクは下がるとか。
クローン病と癌については色々な考察がされています。