ここ数回、クローン病からの発がんに関して話題を致しました。
コメント欄に体験談を頂いたり、お問い合わせ経由からもお話を頂けました。
その中でやはりクローン病患者は痔瘻(じろう)からの癌化が多いように思います。
多いと言っても母数が5件ですが。
10年程度前は潰瘍性大腸炎の全大腸型で発症後10年経てば大腸がんのリスクが高くなると言われていました。反面、クローン病はクローン病でない人とはそんなに大差がないと言われていました。
痔瘻癌や直腸がん
クローン病患者は直腸がんの方が多いような気がしました。また直腸がんではなくても狭窄部からの発がんもありました。年齢は40歳代の方がほとんどです。クローン病の発症は20歳あたりが多いですからやはりクローン病と20年以上も付き合っていると発がんのリスクが高くなるのでしょうか?
小腸癌も
小腸癌は非常に稀ながんのようです。しかしクローン病患者となると話は別なようですね。これも過去はクローン病患者でもそうでなくてもあまり小腸癌の発症リスクは変わらないと言われていましたが調べているとやはり色々な実例が出てきます。
血液検査でわかる時代?
08月23日にテレビのニュースで見たのですが(番組名とかは忘れた)。2018年あたりまでに血液検査で約15種類のがんがわかるようになるようです。そこそこ早期でもわかるようですね。ただその15種類の中に大腸がんや膵臓がんはありましたが小腸がんはありませんでした。残念。
みなさん、私達クローン病患者が出来ることと言えばまずは検査で早期発見しかありません。ただ、狭窄や癒着で大腸内視鏡がうまく出来なかったりして検査がうまく出来ないこともあります。
しかしそのままにしておくのではなくて医師としっかりどのようにするか?を相談しておくべきだと考えます。