ところで複雑痔瘻の治療薬Cx601はどうなった?

eyecatch20180612

Cx601はクローン病による肛門複雑瘻孔(俗に言う痔瘻ね)を治療する薬として2009年あたりから欧州であーだこーだをやっていたようです。ようやく2017年の暮れに欧州医薬品評価委員会から承認推奨の見解が示されたと発表された。同種異系脂肪由来幹細胞懸濁剤として承認推奨の見解が示されたのは欧州で初めてという。今後数カ月で承認可否の結論が出る見込みだって言われていたのだけど結局どうなったんだろう?


“ところで複雑痔瘻の治療薬Cx601はどうなった?” の続きを読む

免疫難病の創薬研究が進むか?

eyecatch20180610

新聞ネタですが、第一三共など製薬三社と慶應義塾大学は、免疫異常による難病を対象とした創薬研究で連携すると発表した。この免疫異常と言うのはリウマチや潰瘍性大腸炎も含まれる。クローン病は明確に書かれてはいないものの、クローン病治療にリウマチの薬が転用されることが多い。レミケードとかヒュミラはその代表例ですね。
医療現場で集めた疾患情報を遺伝子などから細かく解析したうえでデータベースを構築する。



“免疫難病の創薬研究が進むか?” の続きを読む

2017年国内医薬品の売り上げランキングでは我らがレミケードは5位

eyecatch20180603

2017年度の国内医薬品の売り上げ高ランキングですが

  • 1位:アバスチン(中外製薬)1,145億円
  • 2位:オプシーボ(小野薬品工業)1,026億円
  • 3位:ネキシウム(アストラゼネカ)1,021億円
  • 4位:リリカ(ファイザー)936億円
  • 5位:レミケード(田辺三菱製薬)807億円
  • 6位:イグザレルト(バイエル薬品)708億円
  • 7位:ジャヌビア(MSD)671億円
  • 8位:アジルバ(武田薬品工業)656億円
  • 9位:ネスプ(協和発酵キリン)644億円
  • 10位:モーラス(久光製薬)640億円

*ソースは日経産業新聞

クローン病の強い味方レミケードは5位。あれヒュミラは?って感んじですが日本では10位圏外なんですね。で。そこで世界のランキングに目を向けると面白いことが見えてくる。





“2017年国内医薬品の売り上げランキングでは我らがレミケードは5位” の続きを読む

桜色の季節は調子が悪くなるんだよな。ゼンタコートを飲むか。

eyecatch20180402

梅の季節も過ぎて





そろそろ桜の季節も過ぎようとしています。私はこの03月、04月、05月の季節感が大好きです。でも大好きなんだけどこの季節はクローン病が悪化することが非常に多いです。私の過去の入院季節もほとんどが春です。梅の花が消える頃に調子が悪くなり、そろそろ桜が咲くぞ!と言う時に入院し、病院の窓から散り行く桜を眺めて、橘かおる朝風とともに退院して来ました。そう!春は入院の季節なのです。





“桜色の季節は調子が悪くなるんだよな。ゼンタコートを飲むか。” の続きを読む

歯が痛くて、熱が出て、リンパも腫れる-痛い

いろはすとおにぎり


ゴールデンウィークも終わって1週間が経ちました、今回の連休はクローン病も比較的に大人しくしてくれていたので快適でした。9連休もあったもののさほど大きな行事もなく、食べることも制限できたのでこれもお腹に負担がかからなかったのでしょう。いろはすとコンビニのおにぎりで済ますことも多かった。

男前豆腐

男前豆腐


夕飯はもっぱら豆腐中心。豆腐とご飯です。豆腐は安心感がある。クローン病のお腹が痛くならない安心感がありますね。暑い季節になって来ますので豆腐が食べやすくなりますね。冷奴の季節です。どうせクローン病なので食べられない!と悲観的にならずとも食べれそうなものはまだまだあります。ただ豆腐とうどんのヘビーローテションになってしまうこともありますが。


“歯が痛くて、熱が出て、リンパも腫れる-痛い” の続きを読む

ゼンタコート-クローン病の治療薬

クローン病の治療薬ゼンタコートのお話


ぜンタコート


昨年にゼリア新薬工業株式会社からクローン病治療剤としてゼンタコートが出たわけですが。
これは副作用が少ないステロイド剤と言われています。
主成分はブデソニドです。レミケードやヒュミラなどの生物製剤が出回る前までのクローン病の治療は
1に絶食エレンタール、2にペンタサ、3、4がなくて、5にステロイドでした。
クローン病の病状を抑えるにはまずは絶食してエレンタールで過ごして、それでもダメなら、入院してプレドニンのステロイド飲んでごまかして、どうにかこうにか乗り切って来たわけです。やはり当時からプレドニン(ステロイド)は効果があって、長期の出張になると飲んでいました。飲んでいるとその間だけは無敵です。でも残念ながらプレドニン(ステロイド)は効果の反面、副作用が多くてそれが課題です。


“ゼンタコート-クローン病の治療薬” の続きを読む

レミケードが売上高4位か。-クローン病 バイオ薬の製造161223

世間はクリスマスモードですね。どこもかしこも脳天気な音楽が鳴っています。私もこの歳末の雰囲気が大好きです。
ただレミケードも直前でお腹の調子もイマイチなのですよね。下痢気味だし体もだるいし。3連休でよかったよ。


くら寿司
ということで今日は回転寿司のくらへ行ってきました。回転寿司はクローン病の味方ですね。食べたいものだけを取ればいいし、量も全て自分のペース。と言いながらもあれこれと食べ過ぎてしまうのが良くないのですけどね。

と言うことで今日は世界のバイオ薬の製造についてのお話です。
“レミケードが売上高4位か。-クローン病 バイオ薬の製造161223” の続きを読む

便移植と抗生物質の併用ね。-潰瘍性大腸炎 治療法161220

冬の出張はヤダ!って言っているのに、いきなり東京へ行くことになった。強引に日帰りなのですが、その分、早起きして行きました。おまけに朝から下痢。だから寒いのはヤダ!って言っているのに。
バス停近くのローソンでバスが来るまでの数分間トイレへ!非常に中途半端な感じでバスに乗って南海電車の駅でトイレへ。ここは約10分足らずのインターバルですが何とかしっかりと出て電車に飛び乗る。無事に新大阪へ


新大阪駅


新大阪駅でも新幹線内でも下痢になることもなく助かった。


新幹線から富士山
富士山が綺麗に見えていました。


ちょっとだけ動画を撮ってみた。(新幹線の走行音と知らないおばさんの声が入っています。)




今日は便移植のお話です。便移植は潰瘍性大腸炎の患者に効果が期待されている治療法です。便移植は以前から話題になったり消えたりしていましたが、どうやら抗生物質との併用でさらなる効果が期待出来るようです。


“便移植と抗生物質の併用ね。-潰瘍性大腸炎 治療法161220” の続きを読む

抗体医薬ブーム-クローン病 抗体医薬160720

07月13日にレミケードを投与して、そろそろ効き目が復活!ってところですね。
調子に乗って大阪なんば高島屋の屋上にあるキラビアと言うビアガーデンへ言ってきました。会社の懇親会です。



ビアガーデンって自分の飲みたいものをウロウロしながら自分のペースで飲めるのでクローン病患者にはありがたいですね。ジョッキ飲んであちこち歩いていればそれなりに飲んでいるように見えるし。
まぁこうやって懇親会に気軽に出席が出来るようになったのもレミケードのおかげさまであることが大きい。
今日はレミケードのような抗体医薬のお話です。

抗体医薬ブーム

2014年の医薬品の世界販売上位10品目のうち5品目がが抗体医薬品です。
抗体医薬は医薬品市場のブームですね。真実はどうであれ、従来の化合物由来の医薬品と比較して、効果が高くて副作用は少ないとされている。人間が本来持つ「免疫システム」を活用した薬と言う位置づけなのが抗体医薬。なんか微妙な認識だけど一般的にはそのような概念のようだ。


“抗体医薬ブーム-クローン病 抗体医薬160720” の続きを読む

炎症性腸疾患の悪化の解明-死んだ細胞 免疫を刺激-日経産業新聞160221

日経産業新聞からの情報です。

筑波大学で粘膜細胞が死ぬと、炎症性腸疾患やアトピー性皮膚炎を悪化させることを突き止めた。
死んだ細胞が免疫の表面に作られる特定のタンパク質に結合することで免疫細胞を刺激して症状を悪化させる。
自己免疫疾患やアレルギー疾患の治療薬の開発につながる成果。

粘膜を覆う上皮細胞は、内部で新しい細胞ができると同時に表面の古い細胞が自死してはがれ落ちる。
死んだ細胞は便やアカなどとして体外に排泄されて置きかわる。
これまで死んだ細胞は何もせず単に捨てられるだけと考えられていた。


“炎症性腸疾患の悪化の解明-死んだ細胞 免疫を刺激-日経産業新聞160221” の続きを読む

潰瘍性大腸炎海藻成分が抑制-炎症性腸疾患 ニュース141207

東京工科大学では海藻が含む天然化合物で。潰瘍性大腸炎を抑える作用を突き止めた。

マウスを使った実験で確かめた。

食品企業と共同で3年をメドに、潰瘍性大腸炎の予防に使うサプリメントなどの開発を目指す。

潰瘍性大腸炎がサプリメントで予防できる時代が来るのか?



“潰瘍性大腸炎海藻成分が抑制-炎症性腸疾患 ニュース141207” の続きを読む

安価なバイオ後続薬に期待-クローン病 新薬141102

先週に特定疾患受給者票の更新に行って来ました。大阪府も今回の法改正から色々と変わったようです。大阪府は今まで医療機関の指定は特に必要はなくてどこに行っても特定疾患受給者票を出せばクローン病に関する疾病に関してはどこでも受診できました。
改正後は医療機関や薬をもらう薬局まで予め指定しておくことになりました。これはこれで非常に面倒ですね。
保健センターの職員は丁寧に改正後の注意事項を説明してくれました。平成27年から自己負担額が10,000円になること。そして3年の移行準備期間を経て20,000円になること。確かに20,000円と言えば大きいです。特にクローン病患者でお金がかかるのがエレンタールレミケードヒュミラですね。基本的にレミケードヒュミラがしっかりと効いてくれればエレンタールからは解放される人が多いです。それでも上限は20,000円ですみます。

リウマチ患者

もともとレミケードはリウマチの薬です。しかしのりリウマチの患者に関しては特定疾患等の指定がないために自己負担です。しかし約60,000円支払わないと使えません。家計を削って凌いでいる患者もいれば中には経済的な理由でレミケード治療を断念しリウマチの痛みに日々耐えている患者さんもいます。リウマチによる骨の変形も抑えてしまうレミケードですが経済的に重く負担がのしかかります。


“安価なバイオ後続薬に期待-クローン病 新薬141102” の続きを読む