昨日に痛い!と申しておりました、肛門のデキモノの痛みですが、今日も昨日とあまり変化ありません。こうなったらイチかバチか「ゲンタシン軟膏」を塗ってやります。そもそもゲンタシン軟膏を肛門付近に塗っていいのかもわかりません。でもネットで調べて見ると塗っている人がそこそこいるのでOKだろう!風呂から上がったら早速塗るぞ!
なんでゲンタシン軟膏だ!?ですが、理由は状況がよくわからないからです。
肛門用のネリプロクト軟膏も手元にあるのですが、ネリプロクト軟膏はジフルコルトロン吉草酸エステルって書いてあって、なんじゃ?って調べたら実はステロイドなのです。肛門が炎症を起こして痛いのであれば、ネリプロクト軟膏を塗るのですが、今回のデキモノはばい菌か何かの感染かも知れません。そんなとこにステロイドの軟膏を塗るとさらに悪化しますよね?だからゲンタシン軟膏。
ゲンタシン軟膏
ゲンタシン軟膏はアミノグリコシド系の抗生物質です。アミノグリコシドは何か知りません。要は抗菌剤なのです。
緑膿菌などのグラム陰性菌に強い抗菌力を示します。
って記載されています。でもこの肛門付近のデキモノが緑膿菌などのグラム陰性菌が原因かは知らん。
おまけに
【適応菌種】
ゲンタマイシンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属(肺炎球菌を除く)、大腸菌、クレブシエラ属、エンテロバクター属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、緑膿菌
となっているのでこれだけ対応する範囲があればどれかに当たるだろう!と願っております。
痔瘻(ろう)とか肛門周囲膿瘍だったら
痔瘻(ろう)とか肛門周囲膿瘍だったらあきらめる!このゲンタシン軟膏を塗っても改善しない場合は観念して病院に行ってお尻を提出します。
頼む!ゲンタシン軟膏よ!効いてくれ!!
くれぐれも中途半端に使わないように
ゲンタシン軟膏のような抗生物質を中途半端に使うと耐性菌が出来てゲンタシン軟膏が効かなくなる危険性があります。耐性菌が出来てしまうと抗生物質の種類を変えてみたりと色々と大変です。よって抗生物質は医師や薬剤師の指導のもとでしっかりと治りきるまで使うのが原則です。
お尻は治りきらない
ただ痔瘻や肛門周囲膿瘍にまで発展してしまった肛門にはゲンタシン軟膏は残念ながら治しきる力はありません。観念して病院へ行きましょう!
あちらこちらに効く
クローン病であると時にあちこちにおかしな皮膚症状が出ます。これは炎症から来ている場合もあれば、ステロイドやレミケードや免疫調整剤(抑制剤)で菌とかに抵抗出来なくて皮膚に感染症が起こる場合があります。気になって汚い手で触って更に悪化!というのもあります。そこにゲンタシン軟膏を塗ってみましょう。私はそこそこ短期間で治癒している気がします。一節には抗生物質が効いているのではなくて主成分であるワセリンが皮膚を保護していると言う意見もありますので。医師や薬剤師にご相談を。
抗酸菌を疑っています。
しかしこのようなエビダンス(おどけて)はありません。
クローン病と抗酸菌症とは違うと言うけれど、クローン病床に抗酸菌が見つかる事象は多いとか。
抗酸菌は検査に掛かりにくく、産出する糖脂質が菌を保護し、周りを浸潤すると聞きます。