エレンタールとレミケードでコントロールしている方からのお便りです。
私は30歳半ばの小腸型のクローン病で病歴12年です。2年前からレミケードで治療を開始しました。開始から1年くらいは調子が良かったのですが昨年の秋頃からレミケードを投与してから3週間もしないうちに炎症が始まり血液検査でもCRPが3.0を超えたり、腹痛や下痢があります。倍量投与もしたのですがあまり劇的な効果にはなりませんでした。イムラン併用とも言われたのですが、なんとなく副作用が気になったので、別の方法でお願いしたらエレンタールになりました。現在レミケードとエレンタール900Kcalでなんとかコントロールしています。最近のこのブログでもエレンタールの話題が殆ど出てきませんが、ajariさんはエレンタールを飲んでいないのですか?それとも飲んでいるけどブログには投稿していないだけですかね?
非常に良い質問です。エレンタールは飲んでいません!と言うか飲まなくてもなんとかなっているというのが正確な答えでしょうか。
調子が悪い時は絶食
もちろん調子がずっと良いわけではありません。要所要所で狭窄に詰まって悶絶したりしています。でもその時は水分だけで何も食べません。完全に絶食体制ですね。確かにフラフラしてあまりよくはないのでしょうが、そうしています。ちょっとマシになってきたらウィダーインゼリーとかを飲みます。そしてうどんとかにゅうめん、そうめんから始めます。
さすがに海外は
さすがに海外出張に行く時はエレンタールを持って渡航します。日本ならどこにいても最悪は病院に駆け込めばなんとかなります。でも海外となるとなんとかなる代わりに莫大な医療費がかかってしまったり、発展途上国に言っている時なんてそれはそれは不安ですよね。だからお守りでエレンタールを持って行きます。確かに少々荷物にはなりますが、安心感があります。
エレンタールでは炎症は抑えられない
エレンタールにも炎症を鎮める効果があるのではないか?というレポートは見かけましたが、やはりエレンタールは炎症を抑えきる力はないと思います。再燃を出来るだけしないようにすると言う意味では有用ですが、それをするとなると1日1食にしてあとは1200Kcal〜1500Kcalはエレンタールで栄養を摂取する必要があります。そこまでしてようやく再燃を抑えると言われています。1日300Kcalや600Kcalでは不足がちの栄養を補助する意味はおおいにありますが、再燃を抑えることまで出来ないようです。よって勇気を持って医師に相談し一度1日1食にしてエレンタールを1200Kcalでのコントロールを試されてはいかがでしょうか?