帯状疱疹がなかなか治らない-クローン病患者の帯状疱疹


帯状疱疹痛すぎ

帯状疱疹


帯状疱疹がなかなか治りません。「何せ痛い」、帯状疱疹をナメてた。そこそこ痛いですね。カロナールとかリリカとか痛み止めがなければ乗り切るの無理です。ただ体の倦怠感や熱っぽさは治療開始後2日間ほどでなくなったのでこれは楽になった。2日から3日で痛みもマシになるだろうと思っていたのですが。マシになるどころか痛さが増加していきます。これはレミケードを投与しているから帯状疱疹の治りが悪いのか?それともこれが普通なのか?楽勝で治った人もいれば、なかなか治らない人もいます。やはりクローン病と同じで病気は人それぞれですね。

痛みのピークは?

痛みのピークは皮膚症状が発現してから7日間から10日間らしい。「おい!今がピークか!」、また酷い人は3週間程度続くこともある。おい!これが3週間か!勘弁しろよ!

レミケードが売上高4位か。-クローン病 バイオ薬の製造161223


世間はクリスマスモードですね。どこもかしこも脳天気な音楽が鳴っています。私もこの歳末の雰囲気が大好きです。
ただレミケードも直前でお腹の調子もイマイチなのですよね。下痢気味だし体もだるいし。3連休でよかったよ。


くら寿司
ということで今日は回転寿司のくらへ行ってきました。回転寿司はクローン病の味方ですね。食べたいものだけを取ればいいし、量も全て自分のペース。と言いながらもあれこれと食べ過ぎてしまうのが良くないのですけどね。

と言うことで今日は世界のバイオ薬の製造についてのお話です。

皮膚の調子がイマイチ-クローン病 皮膚症状160313


クローン病に合併する皮膚症状

クローン病の皮膚症状


次回のレミケードまで約2週間。やはり皮膚症状がイマイチになって来た。手や手のひらはそうでもないのですが、足が乾癬様皮疹状態です。あまり痒くはないのですがなんとなくこわばる。腰からお尻にかけても皮疹が出来てこちらは夜に寝ていると痒い!朝に起きると爪に血が付いているので眠っている間に相当、掻きむしっているのでしょう。

クローン病は様々な皮膚合併症が起こる

クローン病は様々な皮膚に腸管外合併症が出ます。「軟膏でも塗ってほっておけ」と言う症状から「入院して対応」というものまで。湿疹や皮疹程度ならばクローン病の状態が良くなれば皮膚の症状も改善されて来ます。またクローン病の再燃より先行して皮膚症状が出ることもあります。これは免疫が腸管だけでなく皮膚の組織も攻撃しているのであろうと考えられています。クローン病は消化器系の病気ではなく全身性の自己免疫疾患と言われるわけですね。

生物学的製剤の影響も

ヒュミラやレミケードのような生物学的製剤を投与していると、それらの副作用か?それともクローン病の合併症なのか?がわかりにくくなります。例えば乾癬様皮疹や掌蹠膿疱症なんかはそうです。これらはレミケードやヒュミラが切れてくる投与前に皮膚症状が酷くなるか?投与後に皮膚症状が激しくなるか?で見極めたりします。特に重篤でなければステロイド軟膏を塗って様子をみて生物学的製剤を中止するかどうか?を判断します。単純に生物学的製剤を中止してもクローン病の病勢が要因の合併症であれば皮膚症状が悪化して今度はステロイド内服だ!離脱できない!とさらに難渋するからです。それならステロイド軟膏でも塗りたくってなんとか症状を乗り切りながら生物学的製剤は継続!をする方がいいからです。私はこのケースです。

皮膚のかゆみは辛いですが

夜も眠れないほどの皮膚のかゆみは本当に辛いです。かゆみで寝不足になってさらにクローン病を悪化させてしまいそうです。かゆみはステロイドの軟膏でなんとかなることが多いので我慢せず掻きむしったりせずに主治医に相談しましょう。アレジオン等のアレルギーの薬を飲めばかゆみが改善することもあります。

厳しい皮膚症状は?

例えば結節性紅斑や壊疽性膿皮症です。重症になると入院して治療と大騒ぎになります。痒みのような皮膚症状だけでなく発熱や倦怠感や痛みを合併します。これらはこのブログの下記の投稿を参考にしてください。

結節性紅斑

結節性紅斑はクローン病の皮膚合併症でもあります。



壊疽性膿皮症

壊疽性膿皮症(えそせいのうひしょう)-クローン病の皮膚合併症



単なる発疹ならほっておけ

単なる発疹なら放っておけ!って言いたいのですが、この発疹が重篤な皮膚に出る合併症の前触れもあることがあります。壊疽性膿皮症もいきなりあのような潰瘍状態になるわけでなく、最初はアザや発疹程度なんですね。

花粉症も凄いですね

今シーズンの花粉症は辛いです。毎シーズン効いてくれている、アレジオンですが、効き目が悪いです。くしゃみの連発です。点鼻薬が離せません。これがなければ夜も眠れないばかりか日中は仕事にも集中できません。

華麗にビッグボーイを攻める-クローン病 外食141103


ビッグボーイ食事制限も成果が出たようで、そこそこ調子が良くなって来た感じなのでBigboyへ外食!思い切り肉食ですよね。もう少しマシな所はなかったんかい!というか感じですが、家族の要請で行きました。


bigboyグリルチキンbigboyと言えば牛肉ステーキやハンバーグなのですがここはクローン病患者らしくグリルチキンです。(鶏と言っても見た目でアウトですね)脂っぽいかな?と思いましたが食べてみるとあまり脂っぽくはなかったです。食べた後も調子は悪くなることはありませんでした。

星に願いを-クローン病 願いよ届け140707


七夕今日は七夕です。恐らく投稿する頃は日が変わっているかな?とりあえず飽きもせず「クローン病が治りますように」と短冊と言わないまでも祈っておこう。それにしても20年くらい毎年毎年願っているぞ!子供が小さな頃は幼稚園でもらってくる笹と短冊に便乗して「クローン病が治りますように」って託したんだけどな。おい!どうなっているんだ?彦星さん、織り姫さん?。彦星はこと座のベガ、織姫はわし座のアルタイル、それぞれ地球からの距離は25光年と16光年だ。光の速さで祈ったので20年前の願いは彦星には届かないまでも織姫には届いている。もう数年したら彦星にも届く年数になるのでクローン病が治るのもあと少しの我慢か?

クローン病から悪性リンパ腫への体験談-お便り140702


昨夜に投稿いたしました、クローン病初心者のなおやさんの記事

クローン病を宣告された方からの相談-クローン病 問い合わせ140701

に関しまして、シロイルカさんから励ましのお便りを頂きました。丁寧で貴重な体験談でもありますので若干の整形と補足は致しましたが、ほぼ原文のまま掲載させて頂きます。

クローン病からのリンパ腫を目の当たりにしました。

もちろんレミケードや免疫調整剤(免疫抑制剤)を使っている方が全てにあてはまるわけではありませんが、このようなケースもあるんだなと読んでいただければと。私も勉強になりました。


慢性の炎症はがんのリスクを高める-クローン病とがん140608


今朝、日経新聞か日経産業新聞か忘れてしまったけどロクでもないことが書いてあった。
炎症はがんと密接に関わっています。だって。
もちろん以前から炎症はがんリスクがあるとはうすうすは気づいていましたが改めて認識させらると凹むぞ。
題材はB型肝炎やC型肝炎や胃潰瘍に関係のあるヘリコバクター・ピロリ菌によるウィルスに由来する炎症の話でしたが炎症であれば炎症性腸疾患も同じだわな。

クローン病潰瘍性大腸炎のように腸管内の何かを異物と認識しそれをやっつけようと免疫細胞が集まってくる。免疫細胞は他の免疫細胞を呼び集める。ますます免疫細胞が集まってその異物に対して総攻撃をする。これが炎症状態だ。再燃状態のクローン病や潰瘍性大腸炎の患者の腸管内ではこれが日夜、繰り広げられている。本当に迷惑な話である。

病原体や細菌に感染であればその原因菌とかが排除されたら免疫細胞は解散!なので次第に炎症は治まってくれる。でもクローン病患者潰瘍性大腸炎患者はそうはいかない。排除しようがないものと一生懸命攻撃して戦っているわけですから炎症が続き慢性化します。こうなるとのちにがんを発症する例が多い。

炎症性腸疾患の新薬!エーザイE6007-クローン病の新薬140508


なんか旅のブログになってしまっているので今日は炎症性腸疾患の話題をしましょう!
たまにはクローン病患者潰瘍性大腸炎患者のお役に立つことを書きます。

2014年05月08日付日経産業新聞からのネタです。

エーザイと筑波大学はクローン病潰瘍性大腸炎である炎症性腸疾患向けの新薬の共同開発を始めたと発表しました。(05/07)

リンパ球などの白血球が互いに接着したり、浸潤したりするのを抑制して、炎症を抑える化合物の開発を進める。


新薬vedolizumab米国で発売-クローン病・潰瘍性大腸炎新薬情報131031


今年の06月の投稿しましたベドリズマブ(vedolizumab)の継続情報です。

潰瘍性大腸炎・クローン病治療薬Vedolizumabの欧州における販売許可申請について-クローン病の新薬130609

2014年米国で発売の見通し

武田薬品工業が開発する潰瘍性大腸炎クローン病治療薬「ベドリズマブ」が来年に米国で発売される見通しとなっています。(既に欧州では申請済)。
06月の記事には詳しく書いておりますが、ベドリズマブ(vedolizumab)はalpha4beta7インテグリンと言う物質を阻害して効果を発揮します。
残念ながら日本での申請等の日程は決まっていません。ただ、欧州!米国!と来ましたのでそんなに遠くない時期に日本でも使えるようになると考えています。

ヒュミラがレミケードを抜いた!-大型医薬品売上高ランキング2012


ヒュミラかレミケードか?

ヒュミラVSレミケード


2012年の世界の大型医薬品ランキングを見ていたのですが、抗体医薬品がトップ10に7品目そしてトップ3は全て抗体医薬品でした。
1位はヒュミラです。96.03億ドルで前年比17%アップ
2位はレミケードで90.71億ドルで前年比1%アップ
3位はエンブレルで84.76億ドルで前年比7%アップ
でした。
上位は全て関節リュウマチの適応症の薬です。そして腸のリウマチとも言われるクローン病にもヒュミラレミケードが適応となります。

もちろんこれらのバイオ医薬品、抗体医薬品が台頭して来た背景にはこれまで上位を占めていた化学合成による治療薬が特許切れとなり販売額が落ちたということもあるでしょう。特許が切れると安価な後発医薬品(ジェネリック医薬品)が出回りますので一気に薬価は下がります。

クローン病患者もお世話になっている生物学的製剤です。私がレミケードを始めた2009年はレミケードしか選択肢はありませんでしたが、現在はヒュミラも選択肢に入ります。ではヒュミラか?レミケードか?悩むところですよね。


ゲル状の癒着防止剤-クローン病 手術130925


もちろんクローン病だけではなくどのような手術でも、術後は多かれ少なかれ癒着が起こります。単に癒着しているだけならいいですが、その癒着が原因で腸閉塞や女性であれば不妊症等の合併症に悩むことがある。最悪の場合はその癒着を剥離するために再手術もあります。

特にクローン病はややこしく、癒着で腸閉塞が起こっているのか?クローン病狭窄や炎症で腸閉塞が起こっているのか?がわからない。
ただシート状の癒着防止剤(癒着防止吸収性バリア セプラフィルム)はあります。これでかなり癒着は軽減されるハズです。また術後の早期に積極的に歩行することによって癒着を防止することもされます。

ただ最近のクローン病手術も内視鏡術が多くなってきています。ただ内視鏡術は手術侵襲が小さくて体に負担は軽いのですが、術野が狭いためにシート状の癒着防止剤が使えない。そこでそれらを克服するためにゲル状の癒着防止剤が開発されました。

潰瘍性大腸炎・クローン病治療薬Vedolizumabの欧州における販売許可申請について-クローン病の新薬130609


2013年03月08日発表のことですが
武田薬品工業株式会社さんから下記のプレスが出ていました。

潰瘍性大腸炎・クローン病治療薬Vedolizumabの欧州における販売許可申請について
当社は、このたび、潰瘍性大腸炎・クローン病治療薬Vedolizumab(一般名、開発コード: MLN0002)について、中等度から重症の活動期潰瘍性大腸炎およびクローン病を対象とした販売許可申請を欧州医薬品庁(EMA)に提出しましたのでお知らせします。潰瘍性大腸炎、クローン病は炎症性腸疾患の二大疾患であり、ヒト化モノクローナル抗体であるVedolizumabが承認されれば、消化管に選択的に作用する初めての生物学的製剤となります。
[途中略]
Vedolizumabは、消化管においてα4β7インテグリンを特異的に阻害するヒト化モノクローナル抗体であり、潰瘍性大腸炎およびクローン病を対象に開発しています。α4β7インテグリンは、潰瘍性大腸炎クローン病における炎症発生プロセスに関与するとされる循環白血球のサブセットに発現し、主に腸管粘膜に存在する特定の細胞接着分子に結合します。本薬は、α4β7インテグリンの細胞接着分子への結合を阻害するため、消化管に選択的に作用します。
http://www.takeda.co.jp/news/2013/20130308_5676.html

一瞬は「おっ!」と思ったのですが、とりあえず「欧州」だし、日本はまだまだかな?って考えていました。
Vedolizumabalpha4beta7インテグリンと言う物質を阻害します。
このインテグリンアルファ4ベータ7の意味が理解できておらず、理解も出来ていないものをブログで放流するのは如何なものか?ということで暇を見て調べていました。