クローン病患者の就職事情
クローン病は若い人が発症する病気です。丁度、就職時期の前後と重なります。概ねクローン病患者が職を失うのは下記のケースでしょう。
クローン病患者の離職ケース
- 就職前の在学中にクローン病を発症して、そのまま就職しない、もしくはできない
- 就職直後に発症してしまい、退職、離職
- そこそこの年数、仕事に就いていたのだが、クローン病発症を期に退職、離職
0.の「就職前の在学中にクローン病を発症して、そのまま就職しない、もしくはできない」は「就職」のスタートラインにも立てていないわけですからこのまま「働かずに」「働けずに」残りの人生を過ごすのでしょうか?それは無理ですね。かと言って無理やり就職出来るか?ですが、就職への壁が「気持ちで負けた」のか「実際に病勢が深刻なのか」で考えが変わります。クローン病の症状出まくりであれば入院とか主治医と長期のプランをまずは立ててクローン病の病状安定を目指すべきです。今は2006年以前と違ってクローン病にも色々な治療法があり病勢を抑えることが出来ます。レミケードやヒュミラを使えば普通の若者となんら変わりなく仕事に就けることが多いです。
これを言うと「レミケードやヒュミラも効き続けるわけでない。」と言われますが、そんないつそうなるかわからないものを恐れて今を制約することがおかしいのですよ。効かなくなったらその時に考えればいいわけですし、それまでに時間を稼げるわけですから色々と作戦を考えることもできるでしょう。今の問題を解決出来ないのに未来の問題を心配するなです。問題は未来にありません。常に現在にあるのです。