突然の腹痛と腸閉塞で緊急入院-退院編


無事にステップアップ

食事は5分粥から順調にステップアップしていけました。途中でお腹の異常も出ることもなく、血液検査の炎症所見(CRP)も0.3以下となり無事に退院となりました。約2週間の腸閉塞による入院でした。

クローン病が始まっている

当時は急性腸炎での入院となっていましたが、クローン病が静かに始まって痔瘻そして狭窄(腸閉塞)へと進んでいます。今思えば、原因不明の熱も出ていたこともありましたが「風邪だろう」と言うことで適当に風邪薬やバファリンで対処していました。これもクローン病の炎症から来る熱だったかも知れませんね。

突然の腹痛と腸閉塞で緊急入院-入院7日目


流動食が始まる

急性腸炎(当時の診断)で腸閉塞になってあまりの痛さに入院。ようやく入院から1週間が経った。1週間もするとお腹の症状もほとんど消えている。でも血液検査の炎症数値(CRP)3程度あった。しかしお腹の動きもそこそこ改善して来たので、流動食から初めて見ましょう。流動食で2日間、様子を見て五分粥にして普通食に切り替えてそれでも何ともなければ退院ですね。となった。

流動食でも美味しい

7日間、水以外は口にしていないので、流動食と言えども美味しい。直ぐに食べ(飲み)終わってしまう。食べた後もこれと言って違和感はない。もしこの時点でクローン病って解っていたいたのならば、IVHだったのかな?それともエレンタールだったのかな?。もしかしたら大阪大学病院へ転院だったかも知れませんね。

突然の腹痛と腸閉塞で緊急入院-入院3日目


入院して3日目から4日目

ようやく飲水許可が出た。助かった。でも絶食は継続です。でも水を飲めるようになっただけでかなりありがたい。喜んでペットボトルの水を買いに行った。血液検査のCRPもかなり下がってきた。お腹の痛みもかなり改善されて来ました。

歩いても響かない

歩いても響かないレベル。やはり絶飲食の上、安静!と言う治療が効きました。
※当時を振り返ると、おそらくこれはクローン病に腸管の狭窄からの腸閉塞でしょう。ただまだクローン病も初期なので狭窄も線維化して硬くなっている訳ではなく、急激な炎症により腸管が腫れて腸閉塞を起こしたのでしょう。絶飲食により炎症も治って腸管の通りが改善されて調子が改善してきたのでしょう。

突然の腹痛と腸閉塞で緊急入院-入院2日目


かなりマシになった

入院して1日が経った。前日はあまりの痛みとの格闘で疲労困憊してずっと眠っていたようだ。それくらい初めての腸閉塞の体験は痛いものだった。
目がさめるとお腹の痛みはかなりマシになっている。時折「キーン」と痛んでくるが、耐えれるレベルである。もちろん歩くとお腹に響く。

急性腸炎

医師が朝に来て、説明してくれた、診断名は「急性腸炎」炎症が落ち着くまで絶食と点滴で治療しましょう。入院期間は14日程度でしょう。と

※この時もやはりクローン病と言うキーワードはありません。クローン病も炎症なので急性腸炎で絶食していれば結果的にクローン病の治療にもなりますので症状は改善されていきます。

突然の腹痛と腸閉塞で緊急入院


まだクローン病とはわかっていない

いつも通りの生活をしていました。普通に食べて、普通に遊んで、仕事して。当時はパソコンはまだまだ一般的には普及していないものの、一部の趣味とする人達が多くなって来た。もちろんインターネットはあったもののまだまだ一般にはかなり高値の存在だった。確かプロバイダと契約するだけで月10万円レベルのお金がかかる。通信コミュニケーションはパソコン通信です。現在の速度は100,000,000bps1(100M)1が主流でしょう。でも当時は2400bpsから14400bpsです。主に文字のやり取りです。

右下腹部痛い

この翌日にパソコン通信のオフ会が予定されていました。前日の夕方頃から臍から左の上あたりがシクシク痛み出して、夜中には絞るような痛みになって来た。結局、一睡もできなかった。この痛みは今まで体験したことがない。お腹が痛いと言っても、せいぜい下痢による腹痛とか胃痛レベルです。しかしこの痛みは何かが違う。

クローン病による痔瘻手術-退院編


結局40日間入院していました。もうすっかり季節は夏です。お尻の傷もほぼほぼ盛り上がって後はクリニックでフォローと言うことになりました。いやぁ〜肛門に違和感がないってのは快適ですね。ずっとずっと肛門の違和感や痛みに悩まされて来たわけですが、何とも言えない解放感です。

クローン病の前兆とは知らずに

もちろん、これで痔瘻ともおさらば!病気ともおさらば!自分はこのまま健康体で行くと信じて疑いませんでした。まさかこれがクローン病の序章であるなんて当時は考えもしませんでした。

クローン病による痔瘻手術-術後20日編


消毒が激しく痛い

クローン病の痔瘻根治術から20日間が経過、肉も盛り上がり傷も順調に治りかけて来た頃に予想もしない出来事が。なんと肉が盛り上がってきてカサブタ状になると治りが悪くなるので脱脂綿と消毒液でカサブタをはがすようだ。この処置が非常に痛い。手術や術後よりはるかに痛い。
ニ時間くらいうつ伏せで寝る。だいたい午前11時あたりが回診でその時にカサブタ剥がしの儀式がある。もちろんあまりの痛さの余韻でベッドでうつぶせ寝で痛みが和らぐを待つ。食事が来ても食べる気になれない。ちょうどその頃に「笑っていいとも!」のテーマソングが流れている。あれを聞くといつもお尻が痛くなる。時は過ぎて笑っていいとも!も終わってしまったけど。

予定では後10日で

予定では後10日で退院なのですが、あまり傷の治りというか肉の盛り上がりが順調ではないようです。もしかしてこれはクローン病が影響している?当時は「まぁ有給休暇もまだまだあるしちょっとくらい退院が伸びてもいいか」って軽く考えていましたが、もしかしてこの傷の治りの遅さはクローン病が影響していたのかも知れません。

クローン病による痔瘻手術-術後2週間


ひたすら待つ

肉が盛り上がってくるのを待つだけ。すっげぇ暇です。食べて、うんこして、消毒してもらって寝るだけ。くり抜いた部分の肉が盛り上がってくるのを待つだけです。でも好きな時にテレビ見て、コーヒー飲んで、タバコ吸って、本読んで、こんなゆっくりとした時間を過ごせるのはないので悪くはない。

規則正しい生活

完全に規則正しい生活に慣れました。朝は6時ごろに自然に目が覚めて22時が過ぎたあたりから眠たくなってくる。でもたまに眠れない日がある。でも明日は何もないので別に眠れなくてもなんの問題もない。夜のデイルームで一人ボッチで喫煙してゆっくりと夜を楽しむ。なんとも優雅な生活ですね。

クローン病による痔瘻手術-手術経過編


順調に回復

クローン病による痔瘻の根治術←2016年現在はクローン病の痔瘻には根治術(くりぬき術)はしません。
も終わって数日が経って軽い食事から始まり順調に回復しています。年齢も若く外科なのでガッツリとトンカツとが夜ごはんに出ます。もちろんクローン病とか発覚していないただの痔瘻患者なので食事は普通に若者食が出ます。普通に食べていました。もちろんお腹も痛くありませんでした。

トイレが。。

食べると便が出ます。便が出ると傷口に触れるのできっと痛いだろうなと想像していました。が
排便は便を軟らかくする薬が点滴に入っているのであまり痛みはないのです。でも傷口が全開なので紙では拭けませんよってウォシュレットトイレで洗浄してからベッドにもどり看護婦さんを呼んで消毒してもらいます。うんこへ行くたびに看護婦さんを呼んで傷口の洗浄をしてもらうわけです。

クローン病による痔瘻手術-手術翌日編


痛くない

クローン病による痔瘻根治術の翌日ですが、さすがに翌日は神経が冴えて来てそれなりに痛むだろうなぁと思ったのですが、朝起きても傷口はあまり痛みません。ここの病院が独特なのか?普通はそうなのかはわかりませんが、麻酔が切れた後の傷の痛みはありませんでした。
翌日はたまにデイルームへ行って喫煙したり、テレビを見てたりして過ごしていました。

突然の高熱

そして夕方から突然に寒気が。熱を測ったら39度くらいあります。術後に早くもデイルーム往復でうろついたのがダメだったのでしょうか?まぁ解熱剤を打たれて大人しく寝てたら熱は下がりました。

クローン病による痔瘻手術-手術当日編


痔瘻手術当日

さて手術当日です。朝から看護婦さんに浣腸〜をされました。「できるだけ我慢して!」「すぐ出しちゃだめ!」と言われながら脂汗を流しながら便意をこらえる。もう限界を超えて限界!ってとこで出すもの出してベッドへ戻る。
腰椎麻酔前の軽い麻酔ってことで肩に注射を打ったのですが「激しく痛い」肩が取れそうです。腰椎麻酔の前の麻酔がこれだけ痛いとなると腰椎麻酔はどれだけ痛いんだ?ということで恐怖におののきました。

車椅子で連れて行かれる

そのまま車椅子に乗って手術室へ、手術台に寝て腰椎麻酔をするために丸まってと言われる。「さぁ来い!でも痛そう怖い!」と思って待っています。「おい!早くしろ!」と思っていたら知らない間に終わっていました。「あの肩の痛い注射のおかげかな?」って思いました。
みるみるうちに下半身の感覚がなくなって来ました。もう動けない。あちこちつねられてチェックして手術開始。

クローン病による痔瘻手術-手術前日編


朝から東大阪市の病院へ向かい予定通りお昼前に入院した。手続きを済ませていざ術前の診察へ。

痛い

痔瘻部分から細い管を刺してどのように交通しているか検査するとうこと痔孔から何やら細いものを入れる。プチッ!プチッ!と結構痛い。
術前の検査では単純な痔瘻なので手術は40分程度。手術は腰椎麻酔で下半身麻酔。と言うことになった。

剃毛

お尻の手術なのでもちろん毛を剃られる。看護婦さんが来て毛を剃って行った。その後は翌日の手術まで何もすることがないのであちこちブラブラする。