壊疽性膿皮症(えそせいのうひしょう)-クローン病の皮膚合併症


壊疽性膿皮症(えそせいのうひしょう)

壊疽性膿皮症とクローン病


クローン病の皮膚に出る腸管外合併症として壊疽性膿皮症があります。同じ炎症性腸疾患の潰瘍性大腸炎の方が壊疽性膿皮症はクローン病患者と比べて出やすいと言われています。突然、アザなようが出来て徐々に広がり黒い色に変色して行きます。お腹やお尻、脚が出やすいようです。痛みは個人差はあれどそこそこ痛くて痛み止めが必要なレベルと書かれています。

自分自身を攻撃

壊疽性膿皮症は炎症性の疾患です。免疫が腸管を攻撃してクローン病や潰瘍性大腸炎として症状が出るのと同じで、そのようなことが皮膚で起こっているのです。

クローン病の合併症による関節痛でロキソニンを飲むか?-関節炎


クローン病から来る関節痛

クローン病と関節痛


膝の関節がじわじわ痛い。クローン病の合併症です。膝なことが多いようですが、患者によっては肘(ひじ)や股関節が痛くなる人もいます。稀に「指の関節が強張るようにように痛い」と言う人もいます。クローン病は腸管のリウマチと言われていますが、納得ですね。私は少し調子が悪くなってくると膝の関節が痛くなってきます。激痛と言うよりは微妙に痛いという感じです。

関節痛はクローン病の合併症

関節痛はクローン病の腸管外合併症の一つですが、リウマチのように関節の骨が破壊されることはありませんのでいくらクローン病がリウマチの腸管版と言っても少し炎症のプロセスは違うようですね。しかし「ズーン」と少し痛い重みが続きます。クローン病から来る合併症の関節痛は「のたうち回る痛みと言うよりは要所要所でd気が散る痛さ」のことが多いようです。

結節性紅斑はクローン病の皮膚合併症でもあります。


結節性紅斑

クローン病-結節性紅斑
クローン病の腸管外合併症の一つとして皮膚に出るものがあります。その中で向こう脛(すね)あたりに赤い斑紋が出て要所要所に硬いしこりというか固まりを触れるのは結節性紅斑かもしれません。激しく痒いとかはありませんが、痛いです。この結節性紅斑ですがクローン病や潰瘍性大腸炎のような炎症性疾患に合併することが多いのです。クローン病や潰瘍性大腸炎だから結節性紅斑が出るのか?、もともとクローン病や潰瘍性大腸炎が発症するような自己免疫がイマイチな体の背景で出るのか?ですが、クローン病や潰瘍性大腸炎の病勢に対応して出ることが多いとも言われています。はっきりした原因はわかっておらず、基礎疾患(炎症生腸疾患や悪性腫瘍、ベーチェット病等)に伴ったり、感染症に誘発されたり、薬のアレルギーで出たりと様々です。

皮膚症状が問題ではない

そんな皮膚に出る結節性紅斑ですが、皮膚に出ていますが結局は全身症状です。両脚の左右対称に出ることが多いです。皮膚症状はそこまで大したことはありませんが、これは個人差があります。硬いしこりが出来る場所によってはビッコを引いて歩くこともあります。辛いのはそれと同時に出る。関節痛や倦怠感や発熱です。病院に行って見せて「クローン病です」とか言うと一撃で結節性紅斑の診断が出ます。診断は出ますが皮膚科の医師では手が出せないことが多いです。結局はクローン病の基礎疾患があるので皮膚科の治療でクローン病に影響が出れは困るからです。結局はクローン病の主治医のところへ改めて出向いて「結節性紅斑て言われた」と言ってそこから治療スタートです。これを考えれば一通り揃っている総合病院の方がクローン病治療は向いているのかな?

皮膚婁?皮膚瘻?皮膚ろう。-クローン病の合併症腸管皮膚瘻


憂鬱


ずっと「皮膚婁」って書いていたけど、どうやら「皮膚瘻」。
漢字間違えていた。。。

辞書で調べると

ろう【婁】
二十八宿の一。西方の第二宿。牡羊(おひつじ)座の頭部分の三星。たたらぼし。婁宿。

ろう‐こう【瘻孔】
皮膚・粘膜や臓器の組織に、炎症などによって生じた管状の穴。体内で連絡するものと、体表に開口するものとがある。胃瘻・腸瘻・痔瘻(じろう)など。胃・腸・膀胱(ぼうこう)などに、栄養補給や排出のため人工的につくることもある。瘻管。

ってことでブログ内を修正しました。失礼。

おまけに「皮膚婁」でgoole検索したら1位に出やがった。。。。
恥ずかしい。訂正したので早くキャッシュ消えてくれないかしら。

と馬鹿なことを言っている場合じゃないすよね。

皮膚瘻(ろう)はクローン病にも合併します。特に腸管皮膚瘻と言って小腸や大腸のどこかに瘻孔ができて、お腹等の皮膚につながります。外瘻とも言います。そのまま他の臓器とつながる内瘻もありますがその場合は腸管皮膚瘻と言いません。もし直腸と膀胱がつながったら直腸膀胱瘻と言います。直腸と肛門とつながる痔瘻もある意味は外瘻ですね。まぁ痔瘻は別格ですが。