プレドニン(ステロイド)を使いたいけど使ってくれないと言う方からのお問合せです。
ステロイドの投入で落ち着いて何よりですね。私も年がら年中再燃していますが、ステロイドは投与されません。基本的に絶食でそれでも炎症が落ち着かないと入院して絶食です。よってすぐに入院してしまいますので非正規雇用に甘んじています。ajariさんのようにステロイドで対応出来たら正社員として雇用されても続けていく自信がありますが、一度、ステロイドを使いたいとお願いしたことがあるのですが、主治医は絶対にステロイドは使いません。何故なんでしょうね?病院を変えたら変わりますかね?
お便りありがとうございます。
副作用の懸念なんでしょうね
プレドニン(ステロイド)は炎症には本当によく効きます。その反面、やはり副作用も出ます。もちろん使用量と使用期間にも比例しますが多かれ少なかれ副作用が出ます。プレドニン(ステロイド)をやめて治まる副作用もあれば、非可逆副作用と言ってプレドニン(ステロイド)をやめても治らない副作用もあります。クローン病はエレンタール等の栄養療法がある程度、エビデンスがあるのでやはり安全性を優先するとそうなるのでしょうね。
昔は使ったようですが
昔はクローン病の緩解導入にステロイドをバンバン使ったようですが、エレンタールによる緩解導入が確立されてからは、再燃したら在宅ではエレンタールによる絶食コントロールで、それでもダメな場合は入院してと言うスタイルになったようです。
もちろん医師が変われば
もちろん医師が変われば治療法が変わることもあります。エレンタールを中心により安全な治療から始める医師もいれば、レミケードのように効果が一番強い治療から始める医師もいます。ただどちらもプレドニン(ステロイド)はレスキュー程度に使います。プレドニン(ステロイド)で緩解維持はしません。プレドニン(ステロイド)投与と同時にイムランのような免疫抑制(調整)剤を併用したり、エレンタールやラコールで食事制限をしたり、レミケードやヒュミラのような生物製剤を使います。プレドニン(ステロイド)は必ず離脱します。
確かに就職が
確かに就職を考えればプレドニン(ステロイド)を使ってまでなんとかしたいと考える気持ちはわかります。お問合せに書いてはいませんでしたが、レミケードやヒュミラは使っているのででしょうか?もちろんこれらが効かないとなるとなかなか厳しいものがありますが、もしまだ使っていないのであれば医師と相談してみては如何でしょうか?お大事に。
投稿当時から変わり、クローン病治療剤としてゼンタコートが出ました。これは副作用の少ないステロイド剤と言われています。
詳しくは
ゼンタコート-クローン病の治療薬
をごらん下さい