炎症性腸疾患の悪化の解明-死んだ細胞 免疫を刺激-日経産業新聞160221


日経産業新聞からの情報です。

筑波大学で粘膜細胞が死ぬと、炎症性腸疾患やアトピー性皮膚炎を悪化させることを突き止めた。
死んだ細胞が免疫の表面に作られる特定のタンパク質に結合することで免疫細胞を刺激して症状を悪化させる。
自己免疫疾患やアレルギー疾患の治療薬の開発につながる成果。

粘膜を覆う上皮細胞は、内部で新しい細胞ができると同時に表面の古い細胞が自死してはがれ落ちる。
死んだ細胞は便やアカなどとして体外に排泄されて置きかわる。
これまで死んだ細胞は何もせず単に捨てられるだけと考えられていた。