今朝の読売新聞の報道
50難病、iPS使い新薬…国主導・産学連携で
政府は、iPS細胞(人工多能性幹細胞)を使い、患者数が少ない難病の新薬開発を加速させるプロジェクトに乗り出した。
パーキンソン病など50以上の難病が対象で、2016年度までに治療薬の候補物質を探す共同研究体制を整える。基礎研究から薬の実用化までをにらみ、企業を加えた国主導のiPS細胞プロジェクトは初で、産学の連携で日本発の難病治療薬を送り出す構想だ。難病は患者が少ないため研究が難しく、原因の究明や薬の開発が、世界的に進んでいない。このためマウスなどの実験動物で難病を再現する研究が行われているが、患者に使える薬を見つけるには限界があった。
iPS細胞の技術を使うと、難病患者の皮膚や血液の細胞から、神経や筋肉などの患者自身の病気の細胞を作り、生きたままの状態で増やすことができる。難病の研究に使えば、原因を調べたり、薬の効き目を確かめたりする研究が、飛躍的に進むと期待される。
(2013年5月3日09時57分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20130502-OYT1T01673.htm?from=tw
恐らくこれ以上の情報は報道されていないのでクローン病患者の方が50以上の難病の対象にクローン病が入っているのかどうか知りたいのでしょうね。
朝から「ips クローン病」、「ips細胞 クローン病」のキーワードでgoogle経由からyahoo経由からで来訪者がありました。
この記事にヒットしているのでしょう。
iPS細胞で腎臓ですか?小腸もお願いします!-クローン病患者叫び130123
でも大したことを書いていないのが申し訳ない! 🙂
私も知りたかったのですがわかりませんでした。
こちらのサイトに詳しく書かれていました。
残念ながらクローン病や潰瘍性大腸炎は対象ではないようですね。
研究が進むのはうれしい
とりあえずクローン病はレミケードの出現で治療の大きな転換を迎えました。今後はそのレミケードやヒュミラ等の抗体療法がほとんどのクローン病患者に効いて、なおかつ長期間効果が減弱されないような方法が研究されたらうれしいですね。ips細胞で小腸を作る!と言うのはまだまだ未来の話でしょうが、薬の副作用の克服等は近い未来かも知れませんね。