クローン病と脂肪肝


2011年08月17日にエレンタールと脂肪肝の記事を投稿したのですが意外にもtwitter経由やお問い合わせ等で反響がありました。
クローン病で脂肪肝って言われている人は結構いるんだなって思いました。そう実はクローン病で脂肪肝ってのはエレンタールの速飲みだけが原因ではなくてそもそもクローン病患者には脂肪肝になる要因が多いのです。その背景に中途半端な「絶食」があります。これも私の経験から医師か栄養士か忘れましたが指導されたことです。

ここでご注意ですがこれはあくまでも私の経験によるものす。もちろん医師や看護師、栄養士から指導されたことですが、ほんの一例として参考程度にお願いします。


飢餓状態

クローン病の症状が強くなると「絶食」で乗り越える人が多いですよね。私もその一人ですが。一番やってしまうことが調子が悪い!痛い!よし水分以外は何も食べないぜ!ですね。
血糖が無くなってくると肝臓は脂肪をエネルギー源として使おうとします。ここまではいいのですが、その時に低栄養状態でタンパク質が不足していると、肝臓でつくられる中性脂肪が血液中に送り出されなくなります。肝臓に中性脂肪が蓄積されるのです。

クローン病は飢餓状態?

小腸の炎症が酷いと栄養は吸収されません。また炎症の修復のために栄養がどんどん使われてさらに飢餓状態になります。もちろん小腸性の下痢になりさらに体力は消耗します。そして脱水状態となります。そこで地道に水分でも取って家で寝ていりゃいいものを「働くぜ!」って無理に仕事に行って大切なエネルギーをさらに消耗してしまうのですね。そして状況は悪化するのですね。

本当は病院で

よってイレウス等でエレンタールすら受け付けない状態では本当は入院して点滴で栄養をコントロールをするのが望ましいのでしょうね。私みたいに今は体重54kgあるから少々絶食しても余力あるぜ!焦るのは49kgになってからだ!とかやっていたらしっかり脂肪肝になってしまうのですね。

きちんと絶食

だから調子悪くして絶食体制に入ったら、エレンタールは無理でも飴を舐める等して糖分を補給(氷砂糖がいいかも)、そしてエレンタールに移行(もちろん速度はスローで)、そしてお粥やうどん等から少しずつ復帰そして高蛋白食へGO!になるのでしょうね。

お腹が痛くなくても

小腸型のクローン病ではお腹が痛くなくても炎症で栄養の吸収が悪い人がいます。私もそうです。体感的に体調が悪くなくても総蛋白は基準範囲の下限ギリギリ、アルブミンは基準範囲の下限を割っています。そうです強引絶食すれば脂肪肝を助長させる素質を持っています。

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