昨日の問い合わせの記事で
レミケードしていてもエレンタール等の栄養療法が必要ですか?
についてですがこれは色々な見解があって患者も困っちゃうって感じですね。
1.レミケードを維持投与しながらエレンタールを1200Kcal/日でコントロールすればエレンタールを1200Kcal/日だけでコントロールするよりは容易にコントロール出来る。とか
2.レミケードとエレンタール1200kcal/日とエレンタール1200kcal/日ではあまり差がないのでは?そういうデータが出ています。レミケードとエレンタールの併用はあまり意味がありません。とか
3.レミケードとエレンタール1200kcal/日でも再燃する時は再燃するのでさらにイムラン(免疫調整剤)の投与も必要とか。
4.レミケードをしながら全栄養をエレンタールで摂取するに近い生活をすればクローン病のナチュラルヒストリーは変えられるかも!。とか
だからどないやねん!って感じですね。色々な情報があふれてどれがどうだか。
私なりの体感では。
私なりの体感ではレミケードとエレンタールの併用は有効であると考えています。レミケード維持投与の間隔が8週と言う前提で言うならば
1.投与後7日間はエレンタール1200Kcal/日
2.投与後8日~35日はハメを外さない程度に3食普通に
3.投与後36日~49日はエレンタール1200Kcal/日
4.投与後50日~56日は全栄養をエレンタール
ならば8週間隔で持ちます。現に2009年はこのスケジュールでやっていました。食べれるようになって厳密な栄養療法が崩れたらレミケードも6週持つのが精いっぱいになりました。
ほとんど食えないじゃないか!
そうですねこれならマトモに食べれるのは3週間程度です。でもこれがクローン病の現実かも知れない。でもレミケードのおかげでせめて3週間は普通に近い状態で食べれるのは素晴らしいと思う。
あくまでも一例
これは私の状態です。クローン病は個人によってさまざまです。レミケードさえしていれば何をしても8週元気です!ってうらやましい人もいればレミケードしていても全くあきまへん!って方もいます。なんとか自分なりの緩解維持パターンを見つけてそれを守るしかありませんね。
少なくとも私はレミケードを投与していてもしっかりと食事制限をしなくてクローン病の症状が出てきます。強い狭窄があるとレミケードの効き目は半減するので一旦は手術して狭窄部分を切除してしまえばレミケードがしっかり効くとも言われています。