レミケード(ヒュミラ)と風邪
今日は朝おにぎりを食べてみた。3時間後少し痛かった。お昼も食べてみた4時間後少し痛かった。
夜も食べてみた。寝ている間に痛くなるのだろうか?なかなか狭窄は手ごわく、無痛では食事をさせてくれないようです。ただレミケードの効果でしょうか?食べたものが通過してしまえば痛みは消えます。以前までは通過後も炎症のような痛みが尾をひいていましたから。
それはそれとしてレミケードやヒュミラなどの生物学的製剤の副作用として風邪をひきやすくなると言う話を耳にしました。確かにレミケード(ヒュミラ)の副作用として感染しやすいっぽいことが添付文書から見て取れるのですが実際はどうなのででしょうか?
風邪に関してはそこまで心配しなくてよい
今、子供が夏風邪を引いています。それも2人とも。それも結構高熱です。レミケードを投与しているヤワな私の体なので一撃で移されてしまうカモ。とビビっているわけです。主治医に聞いたわけですが、レミケードやヒュミラは抗TNFα(TNF-α)抗体製剤でTNFαを選択的にやっつけます。よって風邪の菌やウィルスと闘う免疫は他にもいるので必要以上に神経質になることもないとのことです。ただレミケードやヒュミラのような生物学的製剤を投与していると総合的には感染症に対する抵抗力は落ちているので予防は必要と考えます。
手洗いマスク等基本的なことを
まずは手洗いやうがい等の基本的なこと、場合によってはマスク、人混みを避けるなど基本的なことには注意をしたいものです。また体が元気な時はレミケードやヒュミラを投与していてもそこまで神経質にならなくては良いですが、体が疲れていたり、強いストレスを受けたりすると必要以上に抵抗力は落ちます。さらにそこにレミケードやヒュミラを投与しているのであればリスクは普通の人より高くなるのは確実ですね。
クローン病患者は風邪に弱い
そもそもレミケードを投与していなくてもクローン病患者が風邪をひくことはそれが引き金になって再燃や悪化、また風邪薬とか高熱が出ればロキソニンやボルタレン等の非ステロイド性抗炎症薬(NSAODs)を飲むことになります。クローン病患者には非ステロイド性抗炎症薬は良くないとの議論もありますのでレミケードを投与しているしないにかかわらずやはりクローン病患者はマスク等で防衛するのが大切ですね。
年齢もある
同じレミケードやヒュミラを投与していると言っても年齢が20歳代と50歳代では大きく違います。20歳代では免疫力も活発です。そのぶんクローン病の病勢も強いです。レミケードやヒュミラを投与していると言ってもそれなりの免疫力はあるのです。しかしこれが50歳に近づいてくると免疫力も落ちて来てクローン病の病勢も比較的落ち着きやすくなります。そのぶん抵抗力がないので風邪とかインフルエンザや帯状疱疹とかなるのです。ということでレミケードやヒュミラを例え使っていなくても感染症には気をつけましょう。