クローン病に良い食事はるのか?
クローン病にとって良い食事はあるのか?と言われると「クローン病にとって食事は全て悪です」と言ってしまいます。クローン病にとって食事は悪化する要素です。クローン病がますます悪化して入院ともなるとまずは「絶食」です。「何も食べないのが一番の治療」と言うとんでもない病気がクローン病です。
エレンタール
入院時は太い血管から栄養を入れる点滴ができますが、日常生活では出来ません。一部、体にポートを埋める手術をしてそこから点滴を入れて栄養を補給する方もいます。普通はエレンタールと言うアミノ酸レベルまで分解された栄養剤を口から飲んだり鼻からチューブで入れたりします。味がイマイチなのでクローン病患者からは不評です。液体だしとても食事とは言えません。しかしクローン病との闘病生活はそれくらい過酷な一面もあるのです。
緩解時は
クローン病も年がら年中再燃している訳でもありません、比較的症状が落ち着いた「緩解期」があります。クローン病は治らない病気なのでこの緩解期をいかに維持するかが治療の目標になります。この緩解期にはクローン病に良い食事と言うかクローン病にとってダメージが少ない食事を食べることが出来ます。基本は低脂肪、低脂質、低刺激です。緩解期だからと言ってエレンタールとおさらば出来る訳でもなくどれだけ調子に良い時期でもエレンタールで1200Kcal残りはクローン病に良い食事(食べても良い食事)にする。少しでも調子が崩れそうならば一旦は全量エレンタールに戻してイチからステップアップすると言う手段です。
クローン病患者が食べて良いもの
クローン病かが食べても良いものといえばエレンタールからラコールくらいなものです。うどんと言えども悪化する人はします。クローン病患者が食べて良いものに「低脂質・低残渣・低刺激」がありますが、全て自分の体に聞いてみるしかありません。食べてみて調子が悪くなるようであれば食べない。行けそうななら食べれるリストに入れる。となります。
クローン病患者が食べてはいけないもの
クローン病患者が食べてはいけないものは脂質が高いもの、辛いものとか言われていますが、食べてはいけないものと食べ続けてはいけないものとは違います。私の場合ですがすき焼きはお肉ですがたまに食べてもOKです。餃子の王将のセットのいけます。しかしスナック菓子はほぼ一撃で腹痛です。カレーも調子を崩すことが多い。食べてはいけないものは個人差はありますがやはり油を使っているものは食べ続けるとクローン病が悪化します。大丈夫か?どうか?ではなく悪化までの速度に個人差があると考えた方が良いでしょう。
生物学的製剤の登場で
レミケードやヒュミラなどの生物学的製剤の登場でクローン病の食事制限の構図が大きく変わろうとしています。レミケードやヒュミラがしっかりと効いて入れば食事の幅を拡げたり、エレンタールはやめて3職とも通常の食事が出来る患者が増えて来ました。これはすごいことです。本当に食事制限から解放されてかつ数ヶ月も調子を崩さない人を目の当たりにすると「自分もレミケードやヒュミラをやってもらおうかな?」と思ったりもします。
未知数が多い
レミケードやヒュミラもまだまだ未知数な部分が多く、副作用の出方もはっきりとしていません。私はもう少しエレンタールやラコールで凌いでそれでもクローン病がコントロール出来なくなったらレミケードやヒュミラを受けようと思っています。ただ緩解と再燃を繰り返して狭窄を作ってしまうとレミケードの前にまずは手術となりますのでタイミングの見極めが必要ですね。となると定期的な小腸造影か?それはそれで嫌だな。
今の体調
昨日の夜あたりから鼻の調子が悪い。鼻水はでるし詰まってくるし。少し喉も痛いので風邪かもしれません。幸いお腹は痛くないので助かった気分です。ただ今日の夕方から体調がしんどくなってきた。