昨日の記事で「悪化の一途」みたいな書いたので、お問い合わせから
「先日クローン病と診断されました。私もいつかはあなたのようになるのですか?」
ような心配のお問い合わせです。しかしこれは何とも言えません、クローン病や潰瘍性大腸炎や炎症性疾患は実に多彩です。リウマチやベーチェット病とかもそうです。発症から激しい人もいれば、じわじわくすぶるように進行する人、なんとなくそのまま不自由なく行けている人ほんとさまざまです。
[tegaki]こりゃそれぞれの性格と同じだな[/tegaki]
クローン病のナチュラルヒストリー
クローン病の治療は進化している
再燃=入院です。そして一度入院すると約2カ月は絶食IVHです。もちろんそれを繰り返すと会社を解雇されたり、結婚をあきらめたりとか。そうです当時のクローン病の未来は決して明るいものではありませんでした。
エレンタール
抗TNFα抗体製剤の登場
そしてクローン病のナチュラルヒストリーですが、レミケード(抗TNFα抗体製剤)の登場で変わろうとしています。副作用や今後のことはここでは置いておきます。
発症段階でレミケードの維持投与でコントロール出来たなら、入院や手術と言ったイベントを極力減らすことが出来る、言いかえれば就学、就職や結婚や出産のチャンスが大きくなるってことです。それだけレミケードのような抗TNFα抗体製剤の登場でクローン病患者の行きつく未来が変わろうとしています。
発症段階からレミケード投与を継続されている方でそれからクローン病の症状らしきことで3年間苦しまず過ごしている方を3人ほど知っています。
私みたいに18年間の病歴があるとそれなりに効きも鈍いのかな?
と言うことでしっかりと治療を受けてください。
また、副作用やその対応等もしっかり相談することをお勧めします。