●使用上の注意

CDAIはあくまでも目安であり今の状況を必ず的確に判断しているか?と言えばそうではありません。よって日常の健康チェックの感覚で使って頂き、正確な状態は医師により血液検査や触診等で総合的に判断する必要があります。

実際にそこそこお腹が痛くても、下痢をしていなく、かつ腹部に腫瘤がなければ非活動期と判定されます。しかし大腸下部に微妙な炎症があり下血をしていても非活動期と判定されます。CDAIはクローン病のミクロな部分ではなく、あくまでもマクロ的にとらまえようと言う指標みたいなものですので結果を過信しないようにしましょう。

真の緩解は内視鏡や小腸造影で見なくちゃ解らないものです。それでも検査の翌日から腸粘膜がただれ始めていることもあります。要は解らないのです。わからないからこそ自分なりの基準を決めてコントロールするしかありません。