クローン病による痔瘻手術-手術前日編


朝から東大阪市の病院へ向かい予定通りお昼前に入院した。手続きを済ませていざ術前の診察へ。

痛い

痔瘻部分から細い管を刺してどのように交通しているか検査するとうこと痔孔から何やら細いものを入れる。プチッ!プチッ!と結構痛い。
術前の検査では単純な痔瘻なので手術は40分程度。手術は腰椎麻酔で下半身麻酔。と言うことになった。

剃毛

お尻の手術なのでもちろん毛を剃られる。看護婦さんが来て毛を剃って行った。その後は翌日の手術まで何もすることがないのであちこちブラブラする。

痔瘻手術宣告


膵炎も治まりかけた頃、よくよく通っているクリニックの診療内容を見るとなんと「肛門科」がある。そうか肛門科があるのか。膵炎の治療も終わると一旦はこのクリニックとおさらばであとは定期的に血液検査でフォローとなるのでしょう。まぁものはついでと言うことでお尻のできものについて相談した。

痔瘻です。

お尻を出してできものを診察した瞬間、「これはあかんやつかも知れん、手術かも」と言いながら肛門から指を入れられて触診の結果、「痔瘻(じろう)」と確定診断された。痔瘻は手術が必要で手術をしなければマグマのように痔瘻の管が成長してお尻のあちこちから膿が出てくる。それを放置しておいても自然の治癒はすることなくほとんどは悪化しやがて癌化の危険もあるということなので手術を決意する。

突然の右下腹部の痛み


右下腹部の違和感と痛み

お尻もなんとなく違和感を感じながら日常生活を送っていました。お尻のできものは時には腫れては痛み、破裂して痛みが和らぐ日々を過ごしていました。そんなある日に右下の下腹部が痛む。クリニックへ行く。

当時の私の知識では右下の腹部が痛むと言うことは盲腸(虫垂炎)だろうってことで会社近くのクリニックへ行った。
血液検査や触診の結果、盲腸と診断。3日間の抗生物質の点滴で収まる。

※この時は既にクローン病の症状が出始めていました。この右下の痛みも腸閉塞のように激しく痛むと言うわけでなく、なんとなく右下の腹部が慢性的に少し痛いと言う感じです。この時は狭窄ではなく小腸の終わりらへんに炎症が起こり潰瘍とか出来ていたのでしょう。

1992年の総括-クローン病の幕開け


クローン病の症状は全てここから

クローン病の全ては1992年の冬から始まった!と言って過言ではありません。
バブル景気も崩壊の足音が聞こえて来た時期です。でも若くて未来にもあまり不安も感じていないいつもと変わらない冬でした、

痔瘻

確か1992年の秋口あたりから、肛門付近に出来ものが出来ました。痔かな?と思いしばらく様子を見ていましたが治るばかりか逆にすこしづづ、痛くなってきました。ブリザSやG4など塗ろうが一向に治りません、があるとき、硬い椅子に座ったときに「プチッ」という感覚とともに痛みが楽になりました。これがクローン病の症状の特徴である。肛門周囲膿瘍から痔瘻のパターンです。でもこの時期は痔瘻はもちろんのこと、炎症性腸疾患やクローン病などのキーワードは頭の中にありません。