播種性血管内凝固症候群-えっ!俺死ぬの?-クローン病 手術070414


ベルランド総合病院ICU-時事戯言!炎症性腸疾患(クローン病)
さらに状況悪化、腹膜炎から敗血症になり播種性血管内凝固症候群になった播種性血管内凝固症候群とは簡単に言ってしまえば出血箇所のみで生じるべき血液凝固反応が、全身の血管内で無秩序に起こる症候群である。ガンガン血小板が使い果たされていき、適切な処置をしなければショック症状となり死亡する。

血小板輸血

ICUでフラフラな私のもとに執刀医が来て、状況を説明してくれた、今からICU個室に移って、血液の透析と血小板輸血をすると告げられた。ICU個室に移り酸素マスク、股関節の血管から透析。
家族にはさらに危険な状況でこの状況になると10人中4人は亡くなられると説明されていたようだ。

えっ!俺死ぬの?

いやいや生きているからこうしてブログ投稿出来るんだ。よかった。

急性腹膜炎の術後→汎発性腹膜炎→敗血症-クローン病 手術070413


汎発性腹膜炎→敗血症になった、少し危険な状態である。家族には、一応危険な状態と説明していたようだ。私は意識がボーッとしながら創口が痛いなぁとか眠れねぇ~とか思っていたが、自分が危険な状況とは感じなかった。

チューブだらけ

少しずつではあるが意識はしっかりとしてきた。するとある程度、自分の体の状況が見え出した。そういえば、体がチューブだらけである。

お腹からのドレーンチューブ3本
尿管チューブ
鼻からのチューブ
IVHのチューブ
腕からも2本くらい出ている
指にも何か巻きつけてある。。
身動きできない。でも身動きすると痛いのでやはり動く気もなし。


手術の創なんだから

手術の創なんだからこれを乗り切れば後は楽になる。今が痛みのピークだろうから根性で乗り切ってしまえと考えていた。まさか敗血症になって危険な状況でなりかかっているなんて思ってもいませんでした。

急性腹膜炎の緊急手術が終わる-クローン病 手術070412


準備やなんやらで手術室の入ったのは04月12日の明け方だったと記憶している。麻酔医に今から麻酔導入しますから「マスクを口にあててください」言われた瞬間、正直ホッとした。これで眠れる、この苦しみから解放されるんだ!と

クローン病が悪化!急性腹膜炎で緊急手術-クローン病 手術070411


病院へ運ばれて、腹部単純レントゲン、CT検査等を済ませて、腹部単純レントゲンではあきらかに腸閉塞像が出ているで即入院。まずは内科の病室に入り横になっていた。


内科医師が来て

内科医師が来て今の状況を説明してくれた。イレウスチューブを入れるかどうかはCTの結果を診てから判断すると。腸閉塞なのでとりあえず2週間は入院して腸管を休めましょうと。イレウスチューブは嫌だけど、この痛みから解放されるなら何でもいいや。と内科医師と話している時に救急医師がCTの結果を持って来た。。

救急車で病院へ-さらなるクローン病悪化!-救急070410


朝になっても腹痛は治まる気配はありません。と言うかだんだん酷くなってくる。とりあえず会社は休むことにした。もう会社へ行くとか行かないと言う次元ではありません。とにかく痛い。クローン病ってここまで痛いのか?


クローン病による痔瘻手術-退院編


結局40日間入院していました。もうすっかり季節は夏です。お尻の傷もほぼほぼ盛り上がって後はクリニックでフォローと言うことになりました。いやぁ〜肛門に違和感がないってのは快適ですね。ずっとずっと肛門の違和感や痛みに悩まされて来たわけですが、何とも言えない解放感です。

クローン病の前兆とは知らずに

もちろん、これで痔瘻ともおさらば!病気ともおさらば!自分はこのまま健康体で行くと信じて疑いませんでした。まさかこれがクローン病の序章であるなんて当時は考えもしませんでした。

クローン病による痔瘻手術-術後20日編


消毒が激しく痛い

クローン病の痔瘻根治術から20日間が経過、肉も盛り上がり傷も順調に治りかけて来た頃に予想もしない出来事が。なんと肉が盛り上がってきてカサブタ状になると治りが悪くなるので脱脂綿と消毒液でカサブタをはがすようだ。この処置が非常に痛い。手術や術後よりはるかに痛い。
ニ時間くらいうつ伏せで寝る。だいたい午前11時あたりが回診でその時にカサブタ剥がしの儀式がある。もちろんあまりの痛さの余韻でベッドでうつぶせ寝で痛みが和らぐを待つ。食事が来ても食べる気になれない。ちょうどその頃に「笑っていいとも!」のテーマソングが流れている。あれを聞くといつもお尻が痛くなる。時は過ぎて笑っていいとも!も終わってしまったけど。

予定では後10日で

予定では後10日で退院なのですが、あまり傷の治りというか肉の盛り上がりが順調ではないようです。もしかしてこれはクローン病が影響している?当時は「まぁ有給休暇もまだまだあるしちょっとくらい退院が伸びてもいいか」って軽く考えていましたが、もしかしてこの傷の治りの遅さはクローン病が影響していたのかも知れません。

クローン病による痔瘻手術-術後2週間


ひたすら待つ

肉が盛り上がってくるのを待つだけ。すっげぇ暇です。食べて、うんこして、消毒してもらって寝るだけ。くり抜いた部分の肉が盛り上がってくるのを待つだけです。でも好きな時にテレビ見て、コーヒー飲んで、タバコ吸って、本読んで、こんなゆっくりとした時間を過ごせるのはないので悪くはない。

規則正しい生活

完全に規則正しい生活に慣れました。朝は6時ごろに自然に目が覚めて22時が過ぎたあたりから眠たくなってくる。でもたまに眠れない日がある。でも明日は何もないので別に眠れなくてもなんの問題もない。夜のデイルームで一人ボッチで喫煙してゆっくりと夜を楽しむ。なんとも優雅な生活ですね。

クローン病による痔瘻手術-手術経過編


順調に回復

クローン病による痔瘻の根治術←2016年現在はクローン病の痔瘻には根治術(くりぬき術)はしません。
も終わって数日が経って軽い食事から始まり順調に回復しています。年齢も若く外科なのでガッツリとトンカツとが夜ごはんに出ます。もちろんクローン病とか発覚していないただの痔瘻患者なので食事は普通に若者食が出ます。普通に食べていました。もちろんお腹も痛くありませんでした。

トイレが。。

食べると便が出ます。便が出ると傷口に触れるのできっと痛いだろうなと想像していました。が
排便は便を軟らかくする薬が点滴に入っているのであまり痛みはないのです。でも傷口が全開なので紙では拭けませんよってウォシュレットトイレで洗浄してからベッドにもどり看護婦さんを呼んで消毒してもらいます。うんこへ行くたびに看護婦さんを呼んで傷口の洗浄をしてもらうわけです。

クローン病による痔瘻手術-手術翌日編


痛くない

クローン病による痔瘻根治術の翌日ですが、さすがに翌日は神経が冴えて来てそれなりに痛むだろうなぁと思ったのですが、朝起きても傷口はあまり痛みません。ここの病院が独特なのか?普通はそうなのかはわかりませんが、麻酔が切れた後の傷の痛みはありませんでした。
翌日はたまにデイルームへ行って喫煙したり、テレビを見てたりして過ごしていました。

突然の高熱

そして夕方から突然に寒気が。熱を測ったら39度くらいあります。術後に早くもデイルーム往復でうろついたのがダメだったのでしょうか?まぁ解熱剤を打たれて大人しく寝てたら熱は下がりました。

クローン病による痔瘻手術-手術当日編


痔瘻手術当日

さて手術当日です。朝から看護婦さんに浣腸〜をされました。「できるだけ我慢して!」「すぐ出しちゃだめ!」と言われながら脂汗を流しながら便意をこらえる。もう限界を超えて限界!ってとこで出すもの出してベッドへ戻る。
腰椎麻酔前の軽い麻酔ってことで肩に注射を打ったのですが「激しく痛い」肩が取れそうです。腰椎麻酔の前の麻酔がこれだけ痛いとなると腰椎麻酔はどれだけ痛いんだ?ということで恐怖におののきました。

車椅子で連れて行かれる

そのまま車椅子に乗って手術室へ、手術台に寝て腰椎麻酔をするために丸まってと言われる。「さぁ来い!でも痛そう怖い!」と思って待っています。「おい!早くしろ!」と思っていたら知らない間に終わっていました。「あの肩の痛い注射のおかげかな?」って思いました。
みるみるうちに下半身の感覚がなくなって来ました。もう動けない。あちこちつねられてチェックして手術開始。