兵庫医科大学病院 中村志郎先生の講演を聞きに行く。-クローン病勉強100613


クローン病講演-時事戯言!炎症性腸疾患(クローン病)堺市総合福祉会館で兵庫医科大学内科下部消化器科 准教授 中村 志郎先生による「クローン病治療による基本と最新情報」聴いてきました。おじいちゃん、おばあちゃん(きっとお孫さんがクローン病?)、50歳くらいの人(きっとお子さんがクローン病?)と言うような感じでクローン病本人じゃない感じの人の方が多かった気がします。中には若い夫婦で来られている方もいました。

レミケードでしめくくり

講義の内容そのものはインターネットで情報が得られる感じの内容です。ただインターネットを使わない方々には非常に理解しやすく有用な内容でした。最後はレミケードのお話です。講義の内容を聴いているとレミケードの出現で大きくクローン病の治療が変わったのだなと感じました。

クローン病とアレルギー体質-花粉症が来た100204


今年も花粉症来た?。きっと来てるよね。

目がかゆい、鼻がグズグズしています。どうもこの花粉症の季節はクローン病が悪化する傾向にあります。

腸管が花粉で腫れるのかな?
そんなことはないわな。どちらにせよ辛く厳しい季節が来ます。

今年は例年より若干マシと言いますが、私は少しでも花粉があったら反応しちゃうのであまり意味がないかもしれません。

クローン病の人ってアレルギー体質の人が多いような気がしますね。
でも病気ってよくよく考えたら体質の問題か。病気になりやすい体質とか、なりにくい体質とか。
ただアレルギー性鼻炎で鼻の粘膜まで潰瘍が出来るわけではないのでやはり違うか。
でも体質はあるでしょうね。

明日は4回目レミケード投与日です。-クローン病 通院090928


明日はレミケード投与日なので北野病院へ行きます。06月24日からスタートとして4回目になります。今のところ大きな副作用もなくこれています。最近はなんとなく詰まり気味だったり微痛が出たりはしますが、ある程度食べることができます。
ほんと数か月前の状況からは考えられないことです。1日でも安定した日々が続くようにコントロールしていきたいものです。

機械性イレウス?機能的イレウス?-クローンに関する腸閉塞090922


クローン病で小腸に炎症を起こすとイレウス(腸閉塞)が頻繁に起こります。もちろん大腸でも同じようなことが起こりますが大腸の方は内腔が広いので炎症を起こして腫れた程度ではなかなかイレウス(腸閉塞)にはならないそうです。もちろん度重なる大腸の炎症や潰瘍そして治癒の繰り返しで傷口が瘢痕化してしまって線維化してしまってついにはイレウス(腸閉塞)を起こすまでに狭窄してしまうことがあります。

クローン病は完治するのか?


クローン病に完治があるのか?

クローン病の完治


ネットで色々と見ているとなんと「クローン病が完治しました!」と言う記事が続々と出てきます。寛解じゃないですよ。完治ですよ!完治!。どんなにすごい治療法なんだ!?とじっくり読んでいると。

  1. ラジウム鉱石の水
  2. 漢方薬や鍼灸
  3. なんか温める器具を使いうもの
  4. よくわからない免疫療法



が特に多いです。クローン病の症状を軽減とかではなく「完治」です。確かに漢方薬や鍼灸は東洋医学として確立されています。西洋医学とは全くアプローチが違います。よって漢方や鍼灸はクローン病の治療に有効であるでしょう。でも「完治」はなぁ。でも実際に完治した人もいるので、「完治する人もいます」ということか。でもクローン病の完治の定義ってなんだろう?

クローン病の遺伝


よくクローン病って遺伝するのですか?と聞かれます。
私は結婚して子供がいるので、遺伝したか?どうかがわかりやすいからでしょう。病院でも子供の状況を聞かれることがあります。クローン病と遺伝はまだまだ調査中ということなのでしょう。

遺伝

私は遺伝の可能性はあると考えています。私の父母はクローン病でありませんが、私の親戚(母の弟の子供)がクローン病を発症しました。ということは母方の遺伝子に何かあるのかな?、私には3歳下の妹がいますが、クローン病にはなっていません。またお腹も弱くありません。遺伝と環境因子が密接に絡まってクローン病になるのでしょう。

クローン病の予後


春にクローン病悪化による手術をして夏も終盤戦です。時が経つのは早いですね。術後なんとか大きくクローン病も再燃するわけでもなく無事に過ごせてはいますが、やはり気になるのはクローン病の予後というかこの先に行く末ですよね。
クローン病は手術をして炎症の部分や狭窄をしている部分を切除したからと言って治るわけではありません。手術した瞬間から再燃への恐怖との闘いなわけです。

今でも再燃しているかも

このように今、ブログを投稿しておりますが、今も既に軽い炎症を起こしていて既に再燃が始まっているかも知れません。そしてまた再燃と緩解を繰り返して再度、狭窄をして手術というのがクローン病の予後の一つです。根本的な治療は2007年現在、確立されていません。死なないまでもクローン病は予後が良くない病気とも言えます。

クローン病の予後とは

またクローン病の予後の良くないところは、腸管だけの問題で終わらないことがあるからです。腸管に大きな問題がなくても、痔瘻をはじめ、虹彩炎やぶどう膜炎などの目に出る合併症や、肝臓等他の臓器に支障が出る合併症もあります。