炎症性腸疾患を核酸で治療

eyecatch20180911

炎症の原因となるたんぱく質を抑える機能を持つ核酸医薬「マイクロRNA」を患部に効率よく届ける炎症性疾患の治療法を大阪大学大学院医学系研究科が開発した。血管を通り体全体をめぐる全身投与で効果があるのが特徴。ソースは忘れた(日経新聞か日刊工業新聞か日経産業新聞のどれか)。


このような記事系をブログに投稿するとお問い合わせ経由で「自分でも調べたいのでソースを教えろ!」とか「前からソースを書けと言っているだろ!テメーこの野郎!」とか怒られます。すみません。またもや忘れました。今回は元ネタの阪大のページにリンク張ったので怒らないでね。





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ヒュミラ色々と拡大。小児向けの製剤も。

eyecatch20180702

クローン病の先進的で実績がある生物学製剤はレミケードとヒュミラです。近頃はヒュミラの動きが活発ですね。レミケードは8週間に1回の点滴ですがヒュミラは2週間に一回の自己注射です。でもこのヒュミラの自己注射なのですが、ヒュミラの添加剤の影響で少々痛くて小児にはハードルが高いものなっているようです。そこでヒュミラ小児向け製剤として添加物の成分を調整して発売しました。有効成分は従来品と同じとのことです。


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ところで複雑痔瘻の治療薬Cx601はどうなった?

eyecatch20180612

Cx601はクローン病による肛門複雑瘻孔(俗に言う痔瘻ね)を治療する薬として2009年あたりから欧州であーだこーだをやっていたようです。ようやく2017年の暮れに欧州医薬品評価委員会から承認推奨の見解が示されたと発表された。同種異系脂肪由来幹細胞懸濁剤として承認推奨の見解が示されたのは欧州で初めてという。今後数カ月で承認可否の結論が出る見込みだって言われていたのだけど結局どうなったんだろう?


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免疫難病の創薬研究が進むか?

eyecatch20180610

新聞ネタですが、第一三共など製薬三社と慶應義塾大学は、免疫異常による難病を対象とした創薬研究で連携すると発表した。この免疫異常と言うのはリウマチや潰瘍性大腸炎も含まれる。クローン病は明確に書かれてはいないものの、クローン病治療にリウマチの薬が転用されることが多い。レミケードとかヒュミラはその代表例ですね。
医療現場で集めた疾患情報を遺伝子などから細かく解析したうえでデータベースを構築する。



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2017年国内医薬品の売り上げランキングでは我らがレミケードは5位

eyecatch20180603

2017年度の国内医薬品の売り上げ高ランキングですが

  • 1位:アバスチン(中外製薬)1,145億円
  • 2位:オプシーボ(小野薬品工業)1,026億円
  • 3位:ネキシウム(アストラゼネカ)1,021億円
  • 4位:リリカ(ファイザー)936億円
  • 5位:レミケード(田辺三菱製薬)807億円
  • 6位:イグザレルト(バイエル薬品)708億円
  • 7位:ジャヌビア(MSD)671億円
  • 8位:アジルバ(武田薬品工業)656億円
  • 9位:ネスプ(協和発酵キリン)644億円
  • 10位:モーラス(久光製薬)640億円

*ソースは日経産業新聞

クローン病の強い味方レミケードは5位。あれヒュミラは?って感んじですが日本では10位圏外なんですね。で。そこで世界のランキングに目を向けると面白いことが見えてくる。





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ゼンタコート-クローン病の治療薬

クローン病の治療薬ゼンタコートのお話


ぜンタコート


昨年にゼリア新薬工業株式会社からクローン病治療剤としてゼンタコートが出たわけですが。
これは副作用が少ないステロイド剤と言われています。
主成分はブデソニドです。レミケードやヒュミラなどの生物製剤が出回る前までのクローン病の治療は
1に絶食エレンタール、2にペンタサ、3、4がなくて、5にステロイドでした。
クローン病の病状を抑えるにはまずは絶食してエレンタールで過ごして、それでもダメなら、入院してプレドニンのステロイド飲んでごまかして、どうにかこうにか乗り切って来たわけです。やはり当時からプレドニン(ステロイド)は効果があって、長期の出張になると飲んでいました。飲んでいるとその間だけは無敵です。でも残念ながらプレドニン(ステロイド)は効果の反面、副作用が多くてそれが課題です。


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ヒュミラがレミケードを抜いた!-大型医薬品売上高ランキング2012

ヒュミラかレミケードか?

ヒュミラVSレミケード


2012年の世界の大型医薬品ランキングを見ていたのですが、抗体医薬品がトップ10に7品目そしてトップ3は全て抗体医薬品でした。
1位はヒュミラです。96.03億ドルで前年比17%アップ
2位はレミケードで90.71億ドルで前年比1%アップ
3位はエンブレルで84.76億ドルで前年比7%アップ
でした。
上位は全て関節リュウマチの適応症の薬です。そして腸のリウマチとも言われるクローン病にもヒュミラレミケードが適応となります。

もちろんこれらのバイオ医薬品、抗体医薬品が台頭して来た背景にはこれまで上位を占めていた化学合成による治療薬が特許切れとなり販売額が落ちたということもあるでしょう。特許が切れると安価な後発医薬品(ジェネリック医薬品)が出回りますので一気に薬価は下がります。

クローン病患者もお世話になっている生物学的製剤です。私がレミケードを始めた2009年はレミケードしか選択肢はありませんでしたが、現在はヒュミラも選択肢に入ります。ではヒュミラか?レミケードか?悩むところですよね。



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レミケードってそんなに効果があるのですか?-クローン病 生物学的製剤

レミケード


昨日の投稿のコメントから。

よくレミケードって聞きますが、そんなに効果があるんですか?
いろいろ食べれるようになるのかな〜っと思って…。



クローン病患者にとってレミケードやヒュミラ等の抗TNFα抗体療法は厳しい食事制限から解放されることが多いです。今までの治療法にはない効果を見ることが出来ます。ただ手放しで喜べるわけもなく、時として副作用と言うリスクがあります。私も最初はその副作用に不安を感じてレミケードは見合わせていました。

2007年の04月にクローン病の狭窄から穿孔して急性腹膜炎になりました

救急車で病院へ-さらなるクローン病悪化!-救急070410

無事手術も終え平穏無事な生活を送っていました。もちろんエレンタールやラコール等でそこそこ厳しい食事制限をしていました。定期的に完全絶食週間とか設けていました
そして2009年の04月

2年ぶりの本格調子悪化-クローン病 術後の超絶再燃!


で2007年の手術後、初めての本格的なクローン病再燃となりました。
そこそこの食事制限でも術後2年でクローン病再燃による狭窄です。限界を感じました。


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プレドニン(ステロイド)を使いたいクローン病患者さんから-問合121217

プレドニン(ステロイド)を使いたいけど使ってくれないと言う方からのお問合せです。

ステロイドの投入で落ち着いて何よりですね。私も年がら年中再燃していますが、ステロイドは投与されません。基本的に絶食でそれでも炎症が落ち着かないと入院して絶食です。よってすぐに入院してしまいますので非正規雇用に甘んじています。ajariさんのようにステロイドで対応出来たら正社員として雇用されても続けていく自信がありますが、一度、ステロイドを使いたいとお願いしたことがあるのですが、主治医は絶対にステロイドは使いません。何故なんでしょうね?病院を変えたら変わりますかね?

お便りありがとうございます。


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プレドニンはよく飲みますか?-クローン病 問合120513

ZDさんからの問い合わせ。

1.02月頃から調子が悪くなりました、レミケード投与後4週目から、下痢、発熱で仕事もままなりません。

2.なんとか先日レミケードを投与して安定したのですがまた4週目あたりから同じように悪化します。

3.医師は一旦炎症を抑えましょうとステロイド(プレドニン)を勧めます。

4.ステロイドは副作用が怖いので飲みたくないですが、あなたのブログを読んでいると、たまにプレドニンを飲んでおられるようです。

5.副作用とか大丈夫ですか?

お問合せありがとうございます。ステロイドの副作用心配ですよね。
ステロイドに副作用が無ければ神の薬と言われています。それぐらい効き目はバッチリなのですが。あくまでも私見と見聞きしたことを織り交ぜてお答えします。



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レミケードが切れてくると体中が痒いです。-レミケードの副作用によるかゆみ

このかゆみはレミケードの副作用か

レミケードの副作用によるかゆみ


前回のレミケードから7週目です。お腹はなんとか持ちこたえています。
しかし皮膚が痒い!体が痒い!いや!体中が痒い
今回は特に腕が痒いとうとう掻きすぎて何か所か血が滲んでいます。それでも痒い。というかかなり腕にブツブツが出てきているので、アンテベート+アズノール軟膏の出番です。この状態になったらステロイド系の軟膏しか効かない。

レミケード投与直後ならわかるけど

レミケード投与後の副作用ってことで直後に発疹が出る人がいます。これは確実にレミケードの副作用によるアレルギー反応です。皮膚がみるみる赤くなって痒くなる。少し息苦しい感じもします。もちろん適切な処置をすればアレルギー反応は治ります。状況や容態を見て、レミケードの投与を継続するか中止をするかを決めます。これをレミケード投与時反応と言います。

レミケードが切れる頃にかゆみ

私はレミケードの効力が切れてきたら出ます。そして投与したら治まります。一体なんなんだ!?。これは投与時の反応ではないですね。実はレミケード投与を始めるとアトピー性皮膚炎や尋常性乾癬を発症する場合があります。この発症のプロセスや理論はレミケードに詳しい皮膚科の先生に来たのですが見事忘れてしまいました。どちらにせよレミケードを投与を機に発症してレミケードが切れかかってくるとかゆみ等の症状がマシになるそうです。


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新発見!炎症性腸疾患を抑える免疫細胞

ソースは朝日新聞。炎症性腸疾患の症状を改善させる免疫細胞を大阪大学大学院医学系研究科の竹田潔教授が発見した。新しい治療法につながる可能性がある。クローン病や潰瘍性大腸炎は、本来は異物などを攻撃する免疫細胞が暴走して自分の腸管を傷つけて炎症を引き起こす。研究グループはマウスの大腸から採取した免疫細胞を分析して炎症を引き起こす免疫細胞に結合して、その増殖を食い止める働きがある別の細胞の存在を突き止め、「制御性M細胞」と名付けた。


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