クローン病でも子供作れますか?


クローン病でも子供は作れますか?

家族、子供


クローン病になると子供を作れない。と言うか、「自分の病気が心配で作れない」と「産まれて来る子供への遺伝が怖いので作れない」と言う理由があります。またクローン病が原因でうまく就労できず、結婚はしたものの夫婦で食べるのが精一杯なので子供までは。。。と言う経済事情もあるでしょう。

子供は作れる

子供そのものは作れます。クローン病だからと言って精子が衰えているとか、妊娠しにくいと言うのはありません。普通にセックスすれば普通に子供はできます。もしいくらセックスをしても子供ができないのであればそれはクローン病とは別の要因ですので不妊治療を含めて医師と相談してください。

クローン病とストレス


よくクローン病の原因はストレスとようなことが、まことしやかにサイトに書かれていることがあります。


ストレス


確かにストレスもあるでしょうが、結局はストレスって様々な疾病の原因にされています。とりあえず「ストレスだ」と言っておけば外さないでしょう。ストレスは胃腸の不具合に直結しますので、なんとなくストレスがクローン病の原因のようにも見えるのでしょう。ストレスはクローン病の悪化因子ではあると思いますが、さすがに原因ではないでしょう。そもそもストレスとしてもストレスフリーな生活はあり得ないので、もしクローン病の原因がストレスならば一生治らないな。

クローン病の入院基準は?


クローン病は基本入院することになります。

病院


クローン病になると入院がつきものです。入院の基準は医療機関や医師によってガイドラインが違うことが多いです。入院の期間も違いますし、治療による入院なのか?クローン病を確定するために検査入院なのか?でも変わって来ます。またクローン病の発症の段階でまだクローン病と確定していない場合は調べるために長い検査入院があったりとか、色々なケースがあります。


またこの入院の基準は医師のクローン病患者を観る経験値によってバラつきが多いです。救急で行った場合は救急の医師しかいないのでクローン病のことは深くは知りません。とりあえず難病での悪化だから入院!ってなる場合もあります。よって救急の場合は入院の基準もクソもないですね。


通常の通院診察の場合は通院でできうる内科的治療をしてるのに関わらずクローン病がコントロール出来ない場合です。その場合は一旦、入院をして最適な治療を模索します。

クローン病患者の寿命


クローン病は難病なので長生きが出来ないとか、手術を繰り返しやがて小腸がなくなり栄養が摂れなくなり死に至る等々、少し間違った認識がされていることがあります。


寿命


クローン病患者の寿命は概ねクローン病ではない人とは変わらないと言われています。クローン病だからと言って早く死ぬ等はありません。もちろん腹膜炎とか敗血症になって運悪くクローン病が要因で死亡するケースはあります。しかしそれはクローン病でなくとも別の要因で死に至ることはあります。よってあまり「クローン病だから」と考えない方がいいと思います。

クローン病の遺伝


よくクローン病って遺伝するのですか?と聞かれます。
私は結婚して子供がいるので、遺伝したか?どうかがわかりやすいからでしょう。病院でも子供の状況を聞かれることがあります。クローン病と遺伝はまだまだ調査中ということなのでしょう。

遺伝

私は遺伝の可能性はあると考えています。私の父母はクローン病でありませんが、私の親戚(母の弟の子供)がクローン病を発症しました。ということは母方の遺伝子に何かあるのかな?、私には3歳下の妹がいますが、クローン病にはなっていません。またお腹も弱くありません。遺伝と環境因子が密接に絡まってクローン病になるのでしょう。

クローン病での結婚生活について


お問い合わせからクローン病の結婚生活についてのご質問を頂きました。


結婚


※内容は要約しています。

現在、クローン病の彼氏と付き合い3年が経ちます。そろそろお互い30歳近くになるので結婚も考えようと話をしています。しかし私は彼がクローン病であっても結婚して支えて行きたいと思っていますが、彼が「君を幸せにする自信がない。本当に俺でいいのか?苦労するぞ」と言って結婚に踏み切れません。また彼も結婚出来ないと思うものの別れることができず、私のことを愛してくれていて本当に苦しんでいます。管理人さんはクローン病でご結婚されていて子供さんもいらっしゃいます。どうか彼に勇気を与えたく結婚生活についてアドバイスをいただけませんでしょうか?それとも別れた方が彼を苦しめなくて良いのでしょうか?



お問い合わせありがとうございます。率直な回答を申し上げます。
勝手にしろ!」ですね。
と言うのも、まぁ彼女さんも彼氏さんも結婚したくてお問い合わせをくれたのですよね。まぁ将来のことを不安に思って、お別れのケースが多いのも事実。もうお若いお二人の相思相愛の惚気話しを聞かされておじさんおかしくなっちゃいそうです。あなたは支える覚悟がおありなようなので絶対に乗り切れますよ。では少しばかり助言を。

クローン病の日常生活への影響


日常生活

春に手術をして酷い狭窄は切除したので、手術以前のような腸閉塞のような腹痛とか激しい腹痛は起こりません。しかしクローン病が治ったわけではありません。クローン病とも思えるような症状で日常生活には影響をします。学生の方も就業中の方も日常のパターンの中ではクローン病生活が長くなるにつれてそれなりのノウハウが出来てくるので意外と日々乗り切れるものです。困るのは日常のパータンと違う場合ですね。
またクローン病もずっと悪いわけでなく比較的症状が落ち着いている緩解期とクローン病の症状が出ている再燃期があります。その時期によってクローン病が日常生活に与える影響は大きく変化します。

大きな影響

食事会行けない

やはり日常生活に大きな影響と言えば「食事を自由に食べれない」と言うことでしょうか。
社会に出ている出ていないに問わず。コミュニケーションの手段として食事は必ずつきまといます。これが自由に出れないとなると非常に辛い。
もちろんその会に出席だけして「食べない」と言う選択肢もあります。しかし色々と説明しなくてはならず、面倒くさい。最悪はその場がクローン病の話で盛り上がってネタになってしまうことも少なくありません。かといって無理して食べようものなら後で腹痛とかのツケが廻ってきます。
でも私はそれでもできるだけ参加します。食べれないと言っても食べれそうなものはあります。

クローン病の予後


春にクローン病悪化による手術をして夏も終盤戦です。時が経つのは早いですね。術後なんとか大きくクローン病も再燃するわけでもなく無事に過ごせてはいますが、やはり気になるのはクローン病の予後というかこの先に行く末ですよね。
クローン病は手術をして炎症の部分や狭窄をしている部分を切除したからと言って治るわけではありません。手術した瞬間から再燃への恐怖との闘いなわけです。

今でも再燃しているかも

このように今、ブログを投稿しておりますが、今も既に軽い炎症を起こしていて既に再燃が始まっているかも知れません。そしてまた再燃と緩解を繰り返して再度、狭窄をして手術というのがクローン病の予後の一つです。根本的な治療は2007年現在、確立されていません。死なないまでもクローン病は予後が良くない病気とも言えます。

クローン病の予後とは

またクローン病の予後の良くないところは、腸管だけの問題で終わらないことがあるからです。腸管に大きな問題がなくても、痔瘻をはじめ、虹彩炎やぶどう膜炎などの目に出る合併症や、肝臓等他の臓器に支障が出る合併症もあります。

クローン病患者の国内旅行の心構え


クローン病患者の旅行

クローン病患者の国内旅行


クローン病患者にとってどうも前向きになれない事が多いのが「旅行」です。旅行というのはクローン病患者にとっての大きな課題である「トイレ」「食事」が関わるからです。

移動中に下痢になってトイレに何回も駆け込んだらどうしよう。特に飛行機や新幹線など乗る時間に制約がある場合はそれだけでも旅行に行く気は半減ですよね。

出先でクローン病が悪化して腹痛や発熱が出たらどうしよう。とか、確かに発熱はまだ乗り切れるとして腹痛はかなり辛いものがあります。それを想像するとクローン病患者は旅行にくもんじゃない。と考えてしまいます。