安価なバイオ後続薬に期待-クローン病 新薬141102


先週に特定疾患受給者票の更新に行って来ました。大阪府も今回の法改正から色々と変わったようです。大阪府は今まで医療機関の指定は特に必要はなくてどこに行っても特定疾患受給者票を出せばクローン病に関する疾病に関してはどこでも受診できました。
改正後は医療機関や薬をもらう薬局まで予め指定しておくことになりました。これはこれで非常に面倒ですね。
保健センターの職員は丁寧に改正後の注意事項を説明してくれました。平成27年から自己負担額が10,000円になること。そして3年の移行準備期間を経て20,000円になること。確かに20,000円と言えば大きいです。特にクローン病患者でお金がかかるのがエレンタールレミケードヒュミラですね。基本的にレミケードヒュミラがしっかりと効いてくれればエレンタールからは解放される人が多いです。それでも上限は20,000円ですみます。

リウマチ患者

もともとレミケードはリウマチの薬です。しかしのりリウマチの患者に関しては特定疾患等の指定がないために自己負担です。しかし約60,000円支払わないと使えません。家計を削って凌いでいる患者もいれば中には経済的な理由でレミケード治療を断念しリウマチの痛みに日々耐えている患者さんもいます。リウマチによる骨の変形も抑えてしまうレミケードですが経済的に重く負担がのしかかります。


バイオシミラー

10年前に田辺三菱製薬からレミケードが発売されて10年が経ちました。レミケードは特許が切れたわけです。よってレミケードの開発技術を模して造られたBIO similar(バイオシミラー)がインフリキシマブBSです。バイオシミラーの薬価は約3割程度安くなります。クローン病はリウマチよりレミケードの投与量が多いです。例えばクローン病は一回の投与量は100mg✕約90,000円✕7本なので約630,000円となります。3割負担だと190,000万円!さらにバイオシミラーが発売されて3割安くなったとしても130,000円はかかる計算です。後続薬が出て少しくらい安くなっても歯がたたないや。特定疾患受給者票がなくなったらアウトですね。

バイオシミラーも課題が

もちろんシミラー(類似)というだけあって分子構造はレミケードと全く同じではない。遺伝子組み換え技術は複雑なため、通常の後発薬のように化学式でなんとかなるものではなく、再現が難しい、安全性は確認されているが効果や副作用の度合いに懸念がある。よって本格的に普及するか?かが課題。もしかするとリウマチ患者から普及が始まるかもしれませんね。いやいやレミケードも十分に儲かっただろうからレミケードの価格を下げてください。

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