腸移植ではなく便移植?新たな治療法-潰瘍性大腸炎の新療法141511


最近は日々、クローン病潰瘍性大腸炎に関する記事が出ていますね。良いのか悪いのかは解りませんが炎症性腸疾患もマイナーではなくなり周知度が高まって来た感があります。

2014年05月10日付の朝日新聞から
腸の病気 新たな治療法と出ていました。
これは他人の便を移す「便微生物移植」と言うようだ。

人間の腸内には数百種類、数百兆個の最近がすんでおり免疫や栄養の分解などに関わっています。
潰瘍性大腸炎など腸の病気を持った患者の腸内細菌は細菌の種類も個数も少ない。

お!最近ようやくクローン病関連ブログらしくなってきた!でも月曜日の朝から週末まで関東です。。。
また難病患者の出張旅ブログになってしまう。。



便移植は欧米の研究

記事を読んでいるとどうやら便移植は欧米で研究が進んでいるようだ。
fecal Transplantation Works for Colitisで検索すると色々な文献が出てきます。

2013年の米国医学誌に掲載された論文では難治性感性症の患者約40人を従来の薬による治療と便移植とにわけて経過を見たところ、前者は20%から30%しか治らなかったの対して後者は94%に効果があったようだ。
-朝日新聞

しかしこの結果は難治性感性症と書いてあるので炎症性腸疾患患者の94%に効果が出た!と読むのは早合点でしょうね。ただcrohns and colitis CANADAのサイトにもFecal Therapyの記事がありクローン病や潰瘍性大腸炎でも効果が出るの可能性が言及されている。もしかしてこれは期待が持てるか!?

ハミルトンのセントジョセフ病院でオンタリオ州の130のUC患者を対象とした臨床試験。(臨床試験は先生Suretteの共同主任研究者、ポール博士Moayyedi博士クリスティン·リー率いる。) 以前の研究では、マクマスターの研究者は8のうち7のUC患者は糞便移植に応答したことを発見し、6人の患者が治療後の1年間は良いままであった。「我々は80から90パーセントの成功率を見ている。臨床試験のこの種の標準治療になるために新しい治療のために絶対に不可欠である、「学際Microbiomeの研究でティア1カナダリサーチチェアを保持しており、細菌と病気の複雑な関係の研究でよく知られている博士Suretteは言う。最適な形態な臨床試験は、糞便移植が潰瘍性大腸炎のための効果的な治療法であることを証明するために必要である。
-http://www.crohnsandcolitis.ca/

便移植も楽そう?

便移植?最初は他人の便を採取してどこかで培養とか色々として患者の肛門からその菌を座薬のようにブチ込むのかな?と想像しましたが、どうやら便を生理食塩水に混ぜてフィルターでろ過した液体を注射器に入れて内視鏡で大腸に注入するようだ。その量は50グラム~300グラムらしい。

そこで便移植

慶応大学は03月の下旬に潰瘍性大腸炎の患者に対してこの便移植を行ったとのです。これが臨床試験の第一号!。この臨床試験の結果が良いと近い将来は「来週は内視鏡検査ね。それと一緒に便移植しておきます」と言うようなシーンがあるかも知れませんね。

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