最近の中国人は漢方薬を日本に買いに来る!?-中国出張140503


光谷医薬団地04月26日の午前中は湖北省武漢市東湖高新技術開発区左岭鎮地区を視察して来ました。医薬団地ということで今後は日本の企業も交えて進出してくる予定です。もちろん漢方で有名なツムラさんの名前もありました。ここに進出してくるかどうかはわかりません。

漢方は中国が本場では?

光谷医薬団地お腹(クローン病)に効く漢方薬はあるか!?漢方の本場!中国だからあるだろう!って現地の同行者に聞いたのですが「最近の中国人は品質の良い漢方薬を買いに日本へ行くんですよ」だって。実は漢方は煎じて飲むのですが煎じ方によっては本来の有効成分が出ないそうです。ツムラ等の日本の工業技術で抽出した漢方薬はやはりよく効くそうです。96度Cあたりの温度では有効成分の大半は薬草の中に残っているそうです。それを抽出するには相当な時間をかけなくてはならないそうです。


エキス剤か?煎じるか?

湖北省武漢市東湖高新技術開発区左岭鎮地区漢方薬は煎じた方が効きが良い!と言われています。ただエキス剤(代表例は抽出した液を凍結乾燥して粉末にした病院でもらうツムラの漢方ですね。100番大建中湯もエキス剤です。)の方が効かせたい目的にはある意味確実であるそうです。

煎じ方のノウハウ

確かに煎じるほうが薬効が高いのですが、それは煎じ方が適切かどうか?によります。最悪は肝心な成分が抽出される前に捨ててしまっている危険性もあります。厳密に言うと薬草によっては適切な煮出時間があり別々の煎じて煮出する必要もあるとのことです。もちろん薬草の配合も大切ですが、その薬草の本来の力を発揮するためには煎じ方にノウハウがあるそうです。秘伝はその人の証を見た薬草選びから煎じるところまでですね。今回はよくお勉強になりました。

秘伝の漢方はないのか?

「なるほど!ということは中国の方はそのような漢方のプロな人がいてそういった人に処方してもらうわけですね?」と聞いたら。「西洋薬の方が手っ取り早く効くし、風邪をひいたときは抗生物質とか市販の風邪薬ですよ、昨日も製薬機械見たでしょ?」、「あ!それと昨日の夕飯の時に高麗人参がどーのこーのって言ってたけどあれ韓国ですから」だって。なんともロマンのかけらもないぞ!葛根湯がどうのこうのとか高麗人参で免疫があーだーこーだって言って欲しかったのですが、どうやら日本と同じです。

漢方薬は適切に

あまりにも漢方!漢方!って騒ぐものですから。
あまり過度に漢方に期待してはいけませんね。と言うより漢方薬だけでなく体のバランス等をしっかり考慮してどの臓器に負担がかかっているか?や血の流れとかそういったものを総合的に見るのが中医学で漢方薬はその補助に過ぎないよ。体質によって調合される漢方薬は全く違うから。症状は同じでも原因は全く別ってことが多いですから。だからしっかりと証を診てもらい適切な漢方薬を処方してもらえばしっかりと効きますよ。って説教されてしまいました。

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